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化粧品物流の課題とは?委託する際のメリットも紹介

化粧品の物流は、薬機法に従う必要があるなど、通常の製品と異なる、
さまざまな対応をする必要があります。
近年は外部委託するケースも増えています。

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目次

  1. 化粧品物流とは
  2. 化粧品物流の課題とは
  3. 化粧品物流を外部へ業務委託するメリット
  4. まとめ

化粧品の物流は、薬機法に従う必要があるなど、通常の製品と異なる、さまざまな対応をする必要があります。近年は外部委託するケースも増えています。
そこで今回は、化粧品物流の課題や解決策の一つとなる外部委託のメリットをご紹介します。

化粧品物流とは

化粧品物流とは、化粧品を取り扱う物流を指します。厳密には、化粧品製造業許可という資格を取得している倉庫で行う物流業務や配送サービス全般を指します。

「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」 通称「薬機法」では、次の2つの許可区分があります。

●一般:原料の混合や容器への充てんなど、製造工程の全部または一部

●包装・表示・保管:製品の包装・表示・保管に該当する業務に限定

化粧品物流において必要とされるのは、後者の包装・表示・保管の許可区分です。

化粧品の保管場所には基準があり、その基準を満たす化粧品専用倉庫においてのみ、入出荷や在庫管理、検品などの作業が可能となっています。

化粧品物流の課題とは

化粧品物流には、次のような課題があります。

●品質管理を徹底する必要がある
化粧品は温度や湿度の変化に影響を受けるデリケートな製品特性があることから、薬機法に基づいた環境下で品質管理を徹底しながらの作業が求められます。

●パッケージ変更や試供品同梱の作業への対応
化粧品に特有のパッケージ変更や新商品の試供品の同梱などの作業に対して対応する必要があります。近年は物流業務において人手不足が問題視されるなか、対応体制を整えるのは大きな課題といえます。

●繁忙期への対応
化粧品は、新作発売時期やクリスマスなどの繁忙期があり、特に人手不足や在庫の保管スペース不足、コスト増しといった課題が浮き彫りになります。また、セット商品やギフト包装などの業務も複雑化します。誤出荷の対応もいつも以上に迅速に行わなければなりません。

●輸入化粧品の法定ラベル変更対応
輸入化粧品においては日本の法定ラベルに変更し、貼付が必要になります。具体的には、ラベル貼りやパッケージの入替作業といったプラスアルファの作業が求められます。

これらの課題解決策として、近年、注目されているのが、物流の外部委託、つまりアウトソーシングです。

化粧品物流を外部へ業務委託するメリット

化粧品物流を外部へ業務委託することによって得られるメリットには、次のようなものがあります。

●人手・倉庫スペース補填・繁忙期の対応
人手不足や倉庫スペース不足を補填でき、繁忙期の複雑な業務にも対応が可能になります。化粧品対応の可能な資格取得者で、法令に基づく物流体制を整えている業者に委託することで、安心感が得られます。

●化粧品物流のプロによる提供品質の向上
委託先の業者は、ほとんどの場合は化粧品物流のプロであるため、プロによる提供品質の向上が期待できます。サービス品質向上は、顧客満足度を高められることにつながるため、売上アップも見込めます。

●コストダウンの可能性
外部委託をすることは、物流業務を内製化する場合と比較して、業務効率化も含めたコストダウンが見込めます。システムなどの維持費がかかるものは長期的に見ると、コストメリットも期待できるでしょう。

●コア業務に集中できる
外部委託をすることによって、物流業務の人員を削減できるため、開発研究といった他社と差別化する業務に人的リソースを投入することができるようになるなど、コア業務に集中することが可能になります。

まとめ

化粧品物流は、包装・表示・保管といった薬機法対応や特殊な対応が求められることで、繁忙期にはより対応負荷が高まります。

そんなときの課題解決策となるのが化粧品物流の外部委託です。

イー・ロジットの物流代行サービスでは、化粧品物流も承っています。EC通販事業者向けに物流代行サービスと運営代行サービスをワンストップで提供しており、売り上げにつながる物流を実現しています。

化粧品に関しては薬機法の資格を有しており、合法的に運用可能です。輸入化粧品のラベルの貼替などにも対応しています。資格に則って対応しますので、合法的に化粧品のお取り扱いが可能です。ぜひお気軽にご相談ください。

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