NEWS

物流ニュース

日本貨物航空/国土交通省より、航空機の不適切な整備作業に関して厳重注意を受け必要な再発防止策を来年1月16日までに報告

物流全般 2023.06.17
国土交通省からの厳重注意について

当社は、2022年12月23日、国土交通省より、航空機の不適切な整備作業に関して厳重注意を受け、必要な再発防止策を2023年1月16日までに報告するよう指示を受けましたのでご報告申し上げます。

関係者の皆様には多大なご迷惑とご心配をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。                  

当社が厳重注意を受けるに至った事案の概要については、以下の通りです。

  1. 2022年9月23日、当社運航乗務員から「ボーイング式747-8F型機(JA12KZ)の第4エンジンの逆推力装置操作レバーが最大出力位置にならない」旨の報告を受け、当社が実施した不具合探求において、第4エンジン推力操作レバーのカバーを取り付けるネジ(1本)に航空機及び装備品等の設計製造者による技術基準に基づかない部品(異なる部品番号のネジ)が装着され、当該ネジの長さが正規のネジより長く、その先端が逆推力装置操作レバーの内部機構と接触し、最大出力位置まで引き上げられないことが判明し、同28日に航空局へ報告を実施した。
  2. 1に関する調査の結果、同年8月30日、当社の確認主任者により、逆推力装置の不具合探求と関係のない、他の修復作業(前脚格納庫内の照明固定用ネジ交換)を実施するために払い出させたネジを推力操作レバーのカバーに装着したこと及び当該他の修復作業を実施していないにも関わらず、当社の認定作業者に整備記録を作成させたことが追加で判明した。
  3. 1及び2の行為は、航空法に基づき認可を受けた当社の整備規程及び業務規程(整備の実施方法、整備の記録及び報告)に違反するものであった。

当社としましては、国土交通省の指導を真摯に受け止め、改めて全社員に対する安全意識の徹底、コンプライアンス教育の実施及びその遵守の意識付けを行うと共に、整備作業に関しては、同事案を再発させない仕組みを構築いたします。

以上の施策により、全力をあげて安全運航に取り組んでまいります。

以上

Translate »