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山九/経常利益は前年比19%増(2023年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2023年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

            売上高   営業利益  経常利益  当期純利益

2023年3月期第2四半期 289,293 5.7  19,132 7.1  21,844 19.0  13,881 15.5
2022年3月期第2四半期 273,656 1.5  17,865 2.3  18,357 2.2   12,021 9.1
(注) 包括利益 2023年3月期第2四半期 20,923百万円( 37.5%) 2022年3月期第2四半期 15,221百万円( 49.2%) 

(略)

1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第2四半期連結累計期間における世界経済は、ロシア・ウクライナ情勢の長期化、原材料・エネルギー価格の高騰、新型コロナウイルス感染症の影響等、引き続き先行き不透明な状況が続きました。米国では、急激な金利上昇と物価上昇の中、底堅い企業業績を背景とした良好な雇用・所得環境により個人消費は総じて堅調に推移しました。中国では、ゼロコロナ政策による経済活動の抑制等から成長率が低下しましたが、足元では回復傾向も見られます。国内経済では、ウクライナ情勢を受けた資源価格の上昇による物価高や為替相場における急激な円安等の影響もあり、先行き不透明な状況が続いております。
このような経済情勢の下、当第2四半期連結累計期間における売上高は2,892億93百万円と前年同四半期比5.7%の増収、利益面においては、営業利益が191億32百万円と7.1%、海外の倉庫火災に伴う保険金の受け取りや、円安による為替差益の計上により経常利益が218億44百万円と19.0%、親会社株主に帰属する四半期純利益が138億81百万円と15.5%のそれぞれ増益となりました。
セグメントごとの業績は次のとおりであります。
① 物流事業
港湾国際事業では、国内の海上コンテナ取扱いの増加やこれに伴うヤード内作業・保管作業が増加となりました。
また、昨年度完工した東南アジアでのプロジェクト案件の剥落はあるものの、国内外での海上貨物の輸出入取扱いが好調に推移しました。3PL一般事業では、中国・東南アジアでの自動車部品・消費財等の輸送・保管作業等が堅調に推移したものの、国内では消費財等の取扱量減少がありました。構内では、国内客先の単価改定が進む一方、作業量が減少となったことに加え、海外での装置の不具合に伴う先行コストおよび、設備修繕費用の増加がありました。
以上の結果、物流事業全体の売上高は1,509億85百万円と前年同四半期比8.6%の増収、セグメント利益(営業利益)は48億82百万円と前年同四半期比20.4%の減益となりました。
なお、当第2四半期連結累計期間の売上高に占める割合は52.2%であります。
② 機工事業
設備工事では、昨年度完工した化学プラント建設工事や重量物輸送での風力関連の建設工事等の剥落があったものの、鉄鋼関連設備の改修や更新に伴う工事量の増加がありました。メンテナンスでは国内SDM(大型定期修理工事)の工事や検査工事が増加となりました。
以上の結果、機工事業全体の売上高は1,262億89百万円と前年同四半期比2.9%の増収、セグメント利益(営業利益)は133億3百万円と前年同四半期比20.2%の増益となりました。
なお、当第2四半期連結累計期間の売上高に占める割合は43.6%であります。
③ その他
機材・資材貸出では、国内SDMや検査工事の増加に伴う取扱量の増加や、コスト抑制により利益は増加しました。
以上の結果、その他の事業全体の売上高は120億18百万円と前年同四半期比1.0%の増収、セグメント利益(営業利益)は8億35百万円と前年同四半期比72.8%の増益となりました。
なお、当第2四半期連結累計期間の売上高に占める割合は4.2%であります。

(略)

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