ヤマトホールディングス/高性能な小型風況観測センサー「ドップラー・ライダー」 を開発するメトロウェザーへ出資 物流システム 2023.06.17 高性能な小型風況観測センサー「ドップラー・ライダー」を開発するメトロウェザー株式会社へ出資 ヤマトホールディングス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:長尾裕)は、「KURONEKO Innovation Fund」(運営者: グローバル・ブレイン株式会社)を通じて、高性能な小型風況観測センサー「ドップラー・ライダー」を開発するメトロウェザー株式会社(本社:京都府宇治市、代表取締役:古本淳一、以下「メトロウェザー」)に出資を実行しました。 メトロウェザーは、長年の研究で培ったリモートセンシング技術と信号処理技術を基に、高性能な小型風況観測センサー「ドップラー・ライダー」の開発を行っている京都大学発のスタートアップ企業です。ドップラー・ライダーは、空気中の微粒子などに赤外線レーザーを3次元スキャンしながら照射することで、対象物からの散乱光を検出し、ドップラー効果※を用いて、風向きや風速をリアルタイムに計測することができるデバイスです。空間的・時間的に高解像度な風況データを観測できるドップラー・ライダーは、今後普及が見込まれるドローン管制に風況データの提供を実現する技術として期待されています。また、メトロウェザーは、国内の多くの企業と実証実験の実績を誇り、2021年からは米国のNASAとの共同実証実験プロジェクトも開始しています。※ 波の発生源が移動あるいは観測者が移動することで観測される周波数が変化する現象 今回、メトロウェザーの世界的に高い技術や競合優位性、強力な市場ポジショニングを評価し、出資を決定しました。「KURONEKO Innovation Fund」のポートフォリオにメトロウェザーを組み入れることで、気象観測や風況データ活用の知見を深め、ドローンを活用した「新たな輸送モード」の構築など、新たな価値提供に役立てることを想定しています。 メトロウェザーについて 設立 :2015年5月13日本社所在地:〒611-0033 京都府宇治市大久保町西ノ端1-25宇治ベンチャー企業育成工場6号代表者 :古本淳一事業内容 :・リモートセンシング技術を応用した大気計測装置の開発・製作・販売 ・気象情報とIoTを組み合わせたマーケティングおよびソリューションの提供 ・気象観測および予測データ、防災オペレーション支援情報の提供WEBサイト:https://www.metroweather.jp <参考>KURONEKO Innovation FundについてWEBサイト:https://kif.yamato-dx.com/