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商船三井/Methanex と戦略的パートナーシップ構築に向けた正式契約を締結

物流全般 2023.06.17

Methanex と商船三井との戦略的パートナーシップ構築に向けた正式契約を締結

2021 年 10 月 28 日東京/同 27 日バンクーバー(ブリティッシュコロンビア州) ― MethanexCorporation (社長:John Floren、本社:カナダ、以下「Methanex」、読み:メタネックス) と株式会社商船三井(社長:橋本剛、本社:東京都港区、以下「商船三井」) の両社は、戦略的パートナーシップ構築に向けた正式契約を締結しました。両社は、2021 年 7 月中旬発表の通り、Methanex の 100%出資子会社である Waterfront Shipping (社長:Paul Hexter、本社:カナダ、以下、WFS、読み:ウォーターフロントシッピング)の発行済み株式の 40%を 1 億 4,500 万米ドルで商船三井が取得することに基本合意しており(註1)、今回の正式契約はこれに沿うものです(註2)。株式取得は、競争法上の各国関係当局による承認等の諸条件を充足した後に行われます。
メタノールは、安全かつコスト競争力に優れた実績ある舶用燃料であり、近年の脱炭素化社会への移行期において従来の舶用燃料と比べ燃焼時の温室効果ガスの排出量が少ないクリーンエネルギーとして注目されています(註 3)。メタノール生産業界首位である Methanex、メタノール海上輸送で首位の WFS、そして総合海運会社として多種多様な船種の知見を持つ商船三井の3 社は、本件を通じ 30 年以上に亘って構築してきたパートナーシップをより強固なものとし、再生可能メタノール(註 4)の活用も含め、舶用燃料としてのメタノールの商用化を推進していきます。

(註 1)詳細は 2021 年 7 月 16 日(東京)/同 15 日(バンクーバー)発表のプレスリリース「Methanexと商船三井との戦略的パートナーシップ構築に向けた基本合意書締結」をご参照下さい。
(註 2) 最終的な株式取得価格は、クロージング価格調整を経て確定予定です。
(註 3) 従来の舶用燃料と比べ、燃焼時の硫黄酸化物(SOx)排出量を最大99%、粒子状物質(PM)排出量を最大 95%、窒素酸化物(NOx)排出量を最大 80%、二酸化炭素(CO2)排出量を最大 15%削減することができます。また、再生可能資源から生産されるメタノールの場合には、CO2 排出量の削減幅は、最大 95%となります。
(註 4) 商業規模で生産されるメタノールは、一般的に天然ガスや石炭を原料としていますが、廃棄物やバイオマス、発電所等から回収された CO2 等の再生可能資源からも生産可能です。
Methanex について
Methanex はバンクーバーに拠点を置く上場企業で、世界最大のメタノールサプライヤーです。
同社株式は、カナダのトロント証券取引所では銘柄コード「MX」、米国の NASDAQ では銘柄コード「MEOH」で登録されています。
詳細は www.methanex.com をご覧ください。
WFS について
Methanex の子会社である WFS は、北米、アジア太平洋地域、ヨーロッパ、ラテンアメリカといった主要マーケットへ化学品及び石油精製品を安全かつ確実に輸送する外航海運企業です。同社は、3,000~50,000DWT 規模の船舶で構成される世界最大のメタノール船隊の保有・運航を行っています。約 30 隻から成る最新鋭のタンカー船隊によって、世界中の貯蔵ターミナルや工場にメタノールを円滑に輸送するネットワークを構築しています。
詳細は、www.wfs-cl.com をご覧ください。
商船三井について
商船三井は 1884 年設立で、東京に本社を置き、海運業を中心に様々な社会インフラ事業を展開しています。資源、エネルギー、原材料、製品等さまざまな物資を輸送する約 800 隻の船隊を運航しています。
詳細は www.mol.co.jp をご覧ください。

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