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三菱地所/「ロジクロス海老名」へ効率的な倉庫運営ソリューションの実導入を開始

物流システム 2023.06.17

~AI 解析で現場作業等をリアルタイムに可視化。物流 Tech によるテナントサポートを加速~
「ロジクロス海老名」へ効率的な倉庫運営ソリューションの実導入を開始

三菱地所株式会社(以下、当社)は、物流業務の効率化や省人化など、物流施設テナントのニーズ対応を強化するため、当社が開発・運営する物流施設「ロジクロス」シリーズにおいて、ニューラルポケット株式会社(以下、ニューラルポケット)の AI 解析技術を活用した倉庫運営ソリューションの本格導入を開始しました。導入第 1 号として、2020 年 11 月に竣工した「ロジクロス海老名(神奈川県海老名市)」において、本ソリューションを提供します。あらゆるテナント企業の各種ニーズに対応するべく、一棟を包括して AIカメラで画像解析を行い、現場における作業をリアルタイムで可視化しながら活用してもらうことで、物流施設の効率的な運営をサポートします。
コロナ禍により EC 事業がさらに拡大し、物流業界は社会活動に不可欠なインフラとしてその重要性が再認識される一方、物流業界は人材不足への対応や、庫内作業の省人化・自動化の検討といった変革が求められています。そこで、特に高いニーズが見込まれる庫内作業効率化およびトラックバース内におけるリアルタイムでの満空管理という 2 つの倉庫運営ソリューションを「ロジクロス海老名」において提供します。なお、本ソリューションでの解析結果を踏まえ、倉庫内運営の最適化に関するコンサルティング提案にも取り組む予定です。

当社では、2021 年 4 月より新たに「物流テナントリレーション室」を設け、当社が開発・運営する物流施設に関わる PM・リーシング機能を統合して営業上の起点を集約し、幅広いテナントニーズへの対応及びソリューションの提供に取り組んでいます。今回の AI ソリューションの提供や日常的な PM 業務を通じて、運営フェーズにおけるテナントリレーションにも注力することで、テナントによりご満足を頂ける付加価値の高いテナントサービスを提供してまいります。

また、運営フェーズにおけるテナントリレーションを通じて蓄積した知見やノウハウを、今後の物流施設開発・運営管理にも活かし、一層競争力の高い施設づくりを進めていきます。

■当社で取り組む倉庫内運営ソリューションについて
・AI 庫内作業測定ソリューション
テナント企業が倉庫内に設置した監視カメラ用の映像を AI 解析し、作業員・カゴ台車・フォークリフトを検知した上で、それぞれの動線・滞留・通行頻度を計測できます。計測結果はエリア別・時間帯別・目的別等で集計して確認ができ、作業手順や商品配置における改善点の抽出が可能です。カメラという少ないリソースで、簡易に広範囲の映像解析が可能であることも特徴です。
また、物流現場における各工程[保管・荷役・仕分・ピッキング・包装・流通加工]において、本ソリューションを活用することで、ロケーション変更/管理手法の変更や、ピッキング作業手順の見直しによる、庫内作業の効率化にも役立てられます。さらに、フォークリフトと作業員の急接近など、「ヒヤリハット」と呼ばれる、事故には至らないものの直結しかねない危険な事象を事前検知することができ、倉庫内運営の安全性向上にも寄与します。このソリューションは、ニューラルポケットの「デジフロー」の技術を活用して提供しています。

・AI トラックバース満空管理ソリューション
トラックバースや車路に設置したカメラの映像を AI 解析し、トラックバースの利用状況をリアルタイムに把握・管理ができます。スマートフォンからも分かりやすい画面で利用状況を確認できることから、日常的な倉庫オペレーションにも役立てられます。また利用状況は、時間帯・バース・出荷先別などでダッシュボード解析することができ、トラック配車や荷物の積み下ろし作業における改善点の抽出が可能です。カメラという少ないリソースで、簡易に広範囲の映像解析が可能であることも特徴です。このソリューションは、ニューラルポケットの「デジパーク」の技術を活用して提供しています。

(略)

以下、詳細は下記アドレスを参照ください。

https://www.mec.co.jp/j/news/archives/mec211028_logiai.pdf

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