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東京ロボティクス/小規模~中規模の物流施設向けロボット「モバイルグリッパ」を開発

物流システム 2023.06.17

東京ロボティクス、小規模~中規模の物流施設向けロボット『モバイルグリッパ』を開発

人間共存ロボットの実現を目指す東京ロボティクス株式会社(東京都新宿区、代表取締役:坂本義弘)は、モバイルグリッパ(自走式パレタイズロボット)を開発いたしました。

■モバイルグリッパの概要
モバイルグリッパは、小規模~中規模の物流施設での短距離配送や仕分、物品管理を行うロボットです。
大型物流施設では、既にパレタイジングロボットやAMRなどにより、大部分が自動化されておりますが、小規模~中規模の物流施設ではスペースや予算の制約により大規模な設備投資ができない事業者が多くいらっしゃいます。
このような物流施設での作業は、かがんで重い荷物を持ち上げて運搬し、荷物を下すといった重労働となるため、採用コストも高くなりがちです。
モバイルグリッパは、このような小規模~中規模の物流施設が抱えるスペースや予算上の悩みを解消しつつ、省人化を実現するためのロボットです。
JAアクセラレータープログラムの成果の一つでもあります。

■特徴
●力制御技術による優しい把持
東京ロボティクスが得意とする力制御技術を活用することで、異なる段ボールのサイズでも潰さずに把持、運搬することができます。

●左右独立グリッパ
力制御に加え、左右のグリッパが独立に動くため、ロボットが荷物の中心からズレて正対した場合にも、安定して把持することができます。

●低温度環境に強い新しい関節機構
ロボットの可動部に新しい機構を採用しており、低温度環境でも効率を落とさず、安定した稼働が期待できます。

●様々な姿勢に対応

■利用イメージ

■販売方法
モバイルグリッパH/Wの販売、ナビゲーション機能や段ボール認識機能を付加した自律ロボットパッケージの販売、エンドユーザへの自社によるソリューション等、様々な販売方法を検討しています。また、潜在顧客へのヒアリングを通して、例えばグリッパ部分をロボットアームに変更したり、足回りを差動二輪にするなどの仕様見直しも随時行っていきます。

■実物展示・デモ
モバイルグリッパの実物・デモは、以下の展示会でご覧頂けます。

2021年10月27日(水)~29日(金)
第6回 スマート工場EXPO
ポートメッセ なごや(https://www.sma-fac-nagoya.jp/ja-jp.html

■東京ロボティクスについて
東京ロボティクスは、『人間共存ロボット』の実現を目指す早稲田大学発のロボティクススタートアップです。
私たちが目指す『人間共存ロボット』とは、製造現場だけでなく私生活を含めた様々な場面で、人に寄り添うロボットを指しております。
創業間もない時期は、力制御可能なロボットアームや双腕ロボットの開発を中心に行ってまいりました。近年は、これまでの研究成果を更に前進させた力制御可能な最先端人型ロボットを開発するとともに、人間共存ロボット実現に必要な要素技術として、ビジョン(3次元カメラ)や画像認識・機械学習、遠隔操作など研究領域を広げております。
また、研究開発にとどまらず社会実装する事業も加速しており、多くの大手企業と共同開発を進めております。

■求人情報
東京ロボティクスでは、一緒に人間共存ロボットを開発する仲間(正社員・インターン)を募集中です。
以下問い合わせ先、若しくはwantedly(https://www.wantedly.com/companies/robotics)よりご応募ください。
問い合わせ先:recruit@robotics.tokyo

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