シチズンマシナリー/工作機械事業タイ工場の生産能力を増強 SCM・製造拠点 2023.06.17 工作機械事業タイ工場の生産能力を増強-生産能力を5割増の月産350台体制に。販売サービス機能も拡充- 2021年10月18日シチズンマシナリー株式会社 シチズンマシナリー株式会社(本社:長野県北佐久郡御代田町、社長:中島 圭一)は、重要製造拠点の一つであるCITIZEN MACHINERY ASIA CO., LTD. (所在地:タイ国アユタヤ、以下、シチズンマシナリーアジア)を増床することを決定しました。これにより、生産能力を従来比5割増の月産350台体制に増強するほか、販売サービス機能を拡充するため、ショールーム棟を新設することで製造・販売ともに体制を強化します。 工作機械業界は、米中貿易摩擦の激化や、新型コロナウイルス感染拡大による世界的な経済活動の停滞などを受け低迷が続いていましたが、昨年の夏頃から海外市場を中心に受注が回復しています。当社も足元では過去最高レベルの受注を獲得しており、各工場とも高水準の生産が続いています。好受注への対応とともに、今後の更なる事業拡大に向け強固な事業基盤を確立するため、安定供給体制の構築を目指し、タイ工場の生産能力を拡大することを決定しました。また、工場の増床に加え、販売サービス機能を拡充するため、ショールーム棟も建設。13台の機械を展示し、テストカットも可能なほか、NCスクールを行うトレーニングルームなどを設置します。エンジニアも2名増員させ13名体制となり、アセアン・南アジア地域の拡販を目指します。これらの増床に伴って、タイ工場全体をより効率的なレイアウトに変更し、5割増の生産能力となる月産350台体制へと増強します。 工場増床概要 概要 所在地 199, Mu 1, Phahon Yothin Road, Sanap Tuep Sub-district, Wang Noi District, Phra Nakhon Si Ayutthaya Province 13170,Thailand 増床面積 4,275m2 延床面積:4,475m2 (増床後の総延床面積:27,488m2) 着工 2021年 12月 竣工 2022年 11月 ショールーム棟 建物面積 1,000m2 延床面積:1,848m2 着工 2021年 5月 竣工 2022年 12月 ショールーム棟 シチズンマシナリーアジアについて 当社にとって、初の海外生産工場として2001年に設立。2006年には加工棟、2010年には組立棟を建設し、シンコムブランドの自動旋盤を生産する海外の主力工場です。その後も、2012年、2015年、2018年に増床を行い、今回6回目の増床となります。 シチズンマシナリーアジア全景(右手前がショールーム棟、左奥が増床部分)