横浜冷凍/千葉リサーチパーク物流センターを新設 物流不動産・施設 2023.06.17 千葉リサーチパーク物流センター (仮称)新設のお知らせ 2021/10/08 当社は千葉県千葉市に「千葉リサーチパーク物流センター(仮称)」を新設します。本日、現地にて起工式が執り行われ、当社役職員および施工関係者が出席しました。 建設予定地のちばリサーチパークは東関東自動車道の佐倉ICから約6kmに位置し、都内だけでなく圏央道を経由して北関東や東北地区へもアクセス可能で、茨城県の大洗港-北海道間のフェリー貨物の取り扱いも見込める物流の要衝の地です。当社はすでに圏央道沿いで6箇所・計約14万トンの冷蔵倉庫を展開しており、新たに建設する千葉リサーチパーク物流センター(仮称)が関東地区の東の拠点として加わることにより、首都圏から北関東までをカバーする広域物流ネットワークが完成します。 当センターのコンセプトは、省人化・省力化に特化した、地球にやさしい最新鋭の次世代型冷蔵倉庫です。 作業用ロボットを使用したデバンパレタイズシステム(DPS)を導入し、荷下ろし後の貨物の運搬からパレットへの積み上げ、フィルム梱包までの一連の作業を完全に自動化します。当システムにより、従来の半分以下の人員での作業が可能となり、省人化・省力化が実現します。 省エネ化の取り組みの1つとして、当社最大級の太陽光発電システムと大容量リチウムイオン蓄電池を導入し、当社初の「蓄電による冷蔵倉庫の冷却」を行います。平常時だけでなく災害等の非常時にも、当センターで発電したエネルギーで倉庫内の冷却が可能です。また、当センターの社用車にはEV(電気自動車)を採用し、太陽光発電システムと蓄電池を連携させた充電ステーションを設置します。災害時には非常用電源として利用可能であり、BCP対策としても有効です。 事務所棟は、当社初のZEB※評価取得を目指しています。事務所棟に設置する空調機器や照明設備等の省エネ化により、消費電力を従来比で50%以上削減するとともに、太陽光発電により50%以上の創エネを実現し、建物のエネルギー消費量の収支をゼロ以下にします。 ※ZEBとはNet Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略称。快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のこと。 施主挨拶では、会長の吉川俊雄が出席者へ感謝の意を表すとともに、「当センター建設によって、東京の東の入り口を抑えることができた。環境配慮、働き方改革など、全てSDGs精神にのっとった、CASBEE”A”を取得した福岡ISLAND CITY物流センターを環境性能で大きく上回る画期的な冷蔵倉庫となる。」と述べました。 〇千葉リサーチパーク物流センター(仮称)の概要 工期 2021年10月8日~2023年2月末 住所 千葉県千葉市若葉区上泉町958番10 構造・規模 鉄筋コンクリート造3階建て一部鉄骨造 敷地面積:19,748㎡ (5,974坪)延床面積:25,135㎡ (7,603坪)建築面積: 8,901㎡ (2,693坪) 収容能力 30,475 t (F級:27,583t C&F級:1,870t C級:1,022t ) 主な設備 デバンパレタイズシステム省エネ型自然冷媒冷凍機屋上太陽光発電システム(816.48kW)リチウムイオン蓄電池(480KVA)EV自動車充電ステーションカーゴナビゲーションシステム&電動式移動ラック 竣工 2023年2月予定