日本郵船/トタルエナジーズ向けLNG船「LNG ENTERPRISE」が竣工 物流全般 2023.06.17 トタルエナジーズ向けLNG船「LNG ENTERPRISE」が竣工 2021年10月04日 当社とジオガス エルエヌジー社(Geogas LNG SAS、注1)が共同保有するフランスの船舶保有会社フランス エルエヌジー シッピング社(France LNG Shipping SAS)が保有し、トタルエナジーズ ガス&パワー社(TotalEnergies Gas & Power Ltd、注2)と長期定期用船契約を締結している新造液化天然ガス(LNG)運搬船の「LNG ENTERPRISE」(船名:エルエヌジー エンタープライズ、以下本船)が9月30日、三星重工業株式会社(韓国)にて竣工しました。 本船には燃料油とボイルオフガス(航行中にカーゴタンク内で気化したLNG)を利用する二元燃料低速ディーゼル機関「X-DFエンジン」(注3)を搭載しています。カーゴタンクは容量174,000立方メートルのメンブレン型で、ボイルオフ率を低く抑えることができる優れた防熱性能をもつタンク方式(注4)を採用します。加えて、余剰ボイルオフガスを有効に利用する再液化装置を搭載することで、効率的で経済的なLNG輸送を実現します。 <本船概要>(1) 全長:約293メートル(2) 全幅:約45.8メートル(3) 総トン数:115,408 トン(4) 主機関 : X-DF(5) 積載容量:約174,000 m3(6) 建造造船所:三星重工業株式会社(7) 船籍:フランス 当社グループは、ESGの経営戦略への統合を更に加速させることを掲げた、「NYKグループ ESGストーリー」(※)を2021年2月3日に発表しました。当社グループはESG経営を力強く推し進めるべく、低炭素燃料として将来のゼロエミッション燃料普及までの橋渡しの燃料として期待されているLNGの輸送に積極的に取り組み、「Sustainable Solution Provider」として新たな価値創造を推進します。 ※ NYKグループ ESGストーリー当社グループにおいて、ESGを経営戦略に統合するための考え方と具体的な取り組みを明示する指針。詳細は以下プレスリリースよりご覧いただけます。 「NYKグループ ESGストーリー」を発表 (注1) ジオガス エルエヌジー社(Geogas LNG SAS)フランスで40年以上LPG船の保有やLPG輸送を手掛けているジオガスグループの子会社。 (注2)トタルエナジーズ ガス&パワー社 (TotalEnergies Gas & Power Ltd)トタルの子会社で、同社グループのエネルギー輸送を担っている。https://business.totalenergies.uk/ (注3)X-DFエンジンウインターツールガスアンドディーゼル社(WinGD Ltd)の燃料消費効率に優れた低速ディーゼルエンジン。 (注4)GTT Mark III Flex cargo containment systemと呼ばれるガストランスポート・テクニガス社(GazTransport & Technigaz SA)が開発した、ボイルオフ率を低く抑えることが可能な防熱材を備えるタンク方式。
2021年10月04日 当社とジオガス エルエヌジー社(Geogas LNG SAS、注1)が共同保有するフランスの船舶保有会社フランス エルエヌジー シッピング社(France LNG Shipping SAS)が保有し、トタルエナジーズ ガス&パワー社(TotalEnergies Gas & Power Ltd、注2)と長期定期用船契約を締結している新造液化天然ガス(LNG)運搬船の「LNG ENTERPRISE」(船名:エルエヌジー エンタープライズ、以下本船)が9月30日、三星重工業株式会社(韓国)にて竣工しました。 本船には燃料油とボイルオフガス(航行中にカーゴタンク内で気化したLNG)を利用する二元燃料低速ディーゼル機関「X-DFエンジン」(注3)を搭載しています。カーゴタンクは容量174,000立方メートルのメンブレン型で、ボイルオフ率を低く抑えることができる優れた防熱性能をもつタンク方式(注4)を採用します。加えて、余剰ボイルオフガスを有効に利用する再液化装置を搭載することで、効率的で経済的なLNG輸送を実現します。 <本船概要>(1) 全長:約293メートル(2) 全幅:約45.8メートル(3) 総トン数:115,408 トン(4) 主機関 : X-DF(5) 積載容量:約174,000 m3(6) 建造造船所:三星重工業株式会社(7) 船籍:フランス 当社グループは、ESGの経営戦略への統合を更に加速させることを掲げた、「NYKグループ ESGストーリー」(※)を2021年2月3日に発表しました。当社グループはESG経営を力強く推し進めるべく、低炭素燃料として将来のゼロエミッション燃料普及までの橋渡しの燃料として期待されているLNGの輸送に積極的に取り組み、「Sustainable Solution Provider」として新たな価値創造を推進します。 ※ NYKグループ ESGストーリー当社グループにおいて、ESGを経営戦略に統合するための考え方と具体的な取り組みを明示する指針。詳細は以下プレスリリースよりご覧いただけます。 「NYKグループ ESGストーリー」を発表 (注1) ジオガス エルエヌジー社(Geogas LNG SAS)フランスで40年以上LPG船の保有やLPG輸送を手掛けているジオガスグループの子会社。 (注2)トタルエナジーズ ガス&パワー社 (TotalEnergies Gas & Power Ltd)トタルの子会社で、同社グループのエネルギー輸送を担っている。https://business.totalenergies.uk/ (注3)X-DFエンジンウインターツールガスアンドディーゼル社(WinGD Ltd)の燃料消費効率に優れた低速ディーゼルエンジン。 (注4)GTT Mark III Flex cargo containment systemと呼ばれるガストランスポート・テクニガス社(GazTransport & Technigaz SA)が開発した、ボイルオフ率を低く抑えることが可能な防熱材を備えるタンク方式。