NEWS

物流ニュース

日本貨物鉄道/南福井駅E&S方式の一部使用を開始

物流全般 2023.06.17

南福井駅E&S方式の一部使用開始について

当社では、「JR 貨物グループ長期ビジョン2030」で掲げた「物流生産性の向上」という価値をご提供するため、全国をつなぐ幹線物流鉄道ネットワークの強靭化を推進しているところです。
これまで、北陸新幹線の敦賀延伸開業に伴い、北陸線 南福井駅(福井県福井市)の工事を行ってまいりましたが、全国で31番目の着発線荷役(以下、E&S方式※)の設備を有する駅に変更となり、このたび新しい設備の一部を使用開始といたしますのでお知らせします。
入換作業の不要なE&S方式となることにより、リードタイムの短縮や輸送需要ヘの柔軟な対応が可能となるとともに、あわせて、停車列車を増やすことにより、貨物鉄道輸送の大動脈である北陸線上にある同駅をご利用いただきやすくなります。

1.E&S 方式一部使用開始日
2021 年 10 月 11 日
全面使用開始時期は別途お知らせします。
2.南福井駅概要
(1)所 在 地 福井県福井市花堂北 1 丁目 1-16(北陸線に所在)

(2)面 積 ア)総面積 約 5.6 万㎡
イ)一部使用期間中のコンテナホームは約 1.1 万㎡
ウ)全面使用開始時のコンテナホームは約 1.7 万㎡
(3)主な設備 コンテナホーム・荷役線 1 面 1 線 22 両・E&S 方式対応
当面の間は一部使用となり、今後 1 面 2 線での全面使用開始に向け
て取り組んでまいります。
(4)列車本数 上り 3 本・下り 4 本/日(現行:上り 2 本・下り 3 本)
(5)取 扱 量 約 11.2 万トン/年間(2020 年度実績)
(参 考)
※ E&S 方式(着発線荷役)…コンテナを本線上の列車から積卸しすることを「 E&S 方式(着発線荷役)」といいます。これは着発線上にコンテナホームがあり、列車が駅に到着した直後に荷役作業を開始し、終了次第そのまま発車できるものです。
現在、この方式の駅は全国に 30 駅あり、このたびの南福井駅で 31 駅となります。駅構内での複雑な入換作業がないため、大幅なリードタイム短縮と省力化、輸送需要への柔軟な対応が可能となります。当社は今後も物流生産性の向上のために積極的に同方式を導入してまいります。

Translate »