兵機海運/経常利益は前年比279・2%増(2022年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) ) 決算短信 2023.06.17 2022年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) 単位・百万円 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 2022年3月期第1四半期 3,547 10.2 109 610.6 124 279.2 86 296.22021年3月期第1四半期 3,220 △13.4 15 △89.5 32 △81.7 21 △82.7(注)包括利益 2022年3月期第1四半期 108百万円 (△22.9%) 2021年3月期第1四半期 140百万円 (72.5%) (略) (1)経営成績に関する説明 当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、前期より続く新型コロナウイルス感染症の影響により、緊急事態宣言が発出されるなど、感染拡大防止対策として経済活動が制限され、引き続き厳しい状況で推移いたしました。一部では設備投資の持ち直しなど、経済活動の正常化へ向けての動きも見られますが、依然として先行きは不透明な状況となっております。 このような環境の下、当社グループは「安全・迅速・信頼」をモットーに、総合物流業者として社会的貢献を目途として営業展開を行いました。 当第1四半期連結累計期間におけるセグメントの営業状況は以下のとおりであります。 ①海運事業 内航事業では、鉄鋼メーカー各社の増産により主要貨物である鋼材の輸送量が回復し、管理船舶の効率的な配船に繋がった結果、売上高は1,537百万円(前年同期比14.0%増)となりました。また、燃料油の価格の上昇や、船主への支払傭船料の増額改定を実施しましたが、営業利益49百万円(前年同期は営業利益1百万円)となりました。 外航事業では、主要航路の一つであるロシア航路において,ロシア国内でのタイヤの需要回復により輸送量は増加しましたが、主に鋼材、機械類等を輸送する東アジア航路において航海数が減少したことから売上高272百万円(前年同期比3.8%減)、営業利益9百万円(前年同期は営業損失1百万円)となりました。 ②港運・倉庫事業 港運事業では、経済活動が制限されるなか、前期より続く内食需要増大による食品類の輸入取扱量の増加に加え、輸出では、経済が回復基調にある北米向けの工業関連品のスポット案件の受注が業績に寄与しました。その結果、売上高1,380百万円(前年同期比11.9%増)、営業利益32百万円(前年同期比204.0%増)となりました。 倉庫事業では、港運事業が順調に推移した結果、それに付随する神戸地区倉庫の作業収入も順調に推移しました。また、倉庫事業単独としては、危険品倉庫に特化した営業活動が功を奏したほか、摩耶倉庫を売却し、兵庫埠頭物流センターへ事業をシフトしたことによる原価の圧縮効果もありました。その結果、売上高は357百万円(前年同期比0.7%増)、営業利益18百万円(前年同期比262.7%増)となりました。 これらの結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高3,547百万円(前年同期比10.2%増)、営業利益109百万円(前年同期比610.6%増)、経常利益124百万円(前年同期比279.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は86百万円(前年同期比296.2%増)と増収増益になりました。 (略)