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ヤマトホールディングス/日本航空とインドの駐在員を支援するため青森県の特A精米「青天の霹靂」をインドにお届け

物流全般 2023.06.17

日本航空とヤマトグループがインドの駐在員を支援
2021年3月25日より青森県の特A精米「青天の霹靂」をインドにお届け
~同日、青森県の燻蒸倉庫にて出荷式を開催~

日本航空株式会社(本社:品川区東品川、代表取締役社長:赤坂祐二、以下:「JAL」)と、ヤマトホールディングス株式会社(本社:中央区銀座、代表取締役社長:長尾裕)傘下の、ヤマトグローバルロジスティクスジャパン株式会社(本社:中央区築地、代表取締役社長:小杉武雄、以下:「YGL」)は、2021年3月25日(木)より、青森産の特A精米「青天の霹靂(へきれき)」をインドに赴任中の駐在員と、そのご家族へお届けするサービスを開始します。
JALの旅客機を活用した貨物専用便とヤマトグループの物流ネットワークを利用し、インドまで通関・輸送を行います。

1. 背景

インドでは多くの企業が活動を再開し、一時的に日本に帰国していた駐在員も再度赴任し始めていますが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、日本からの生活物資の取り寄せは引き続き困難な状況が続いています。こうした背景もあり、両社が昨年9月より開始した在インド駐在員の皆さまとそのご家族への食材や衣料品の輸送サービス※1は大変好評で、既に多くの企業・団体にご利用いただいています。一方で、「取り寄せたい」というご要望の多い日本産の精米については、通関規制などにより販売ができない状況でした。そこで、この度、青森県が提供する総合輸出プラットホーム「A! Premium」※2を活用し、精米の輸送に必要な全ての手続きを一元的に行う仕組みを構築したことで、安定的に日本産の精米を取り寄せることができる販売・輸送サービスを実現しました。

(※1)2020年8月27日付共同リリース
『日本航空とヤマトグループが連携し、駐在員の皆さまとそのご家族を支援する取り組みを開始』

(※2)青森県総合輸出プラットホーム「A! Premium」について
「A! Premium」は、青森県とヤマト運輸株式会社が締結した連携協定に基づき、輸送時間の短縮と鮮度・品質を保持した付加価値の高い物流により、農林水産品などの国内外への流通拡大を物流面で支援することを目的とした輸送の枠組み(仕組み)です。

2. サービス概要

本サービスをご契約いただいた日系企業および日本に拠点を持つ外資系企業のインド駐在員向けに、青森県産の特A精米「青天の霹靂」を販売し輸送します。
JAL、ヤマトグループ、そして「A! Premium」の三者が連携し、精米調達・燻蒸処理・植物検疫・通関・輸送を一元的に実施するため、駐在員は特段の手間なく、日本産の精米を取り寄せることが可能です。購入方法は、ご契約いただいた各企業から駐在員に告知されます。

(1)輸送・販売の流れ

※「青天の霹靂」の販売・決済は「ライヴス社」が行います。

① 対象企業(以下、企業)とYGL間でサービス利用に関する契約を締結
 ※本サービスは日系企業および日本に拠点を持つ外資系企業のみが利用可能です
② 企業からサービス利用方法を駐在員に通知
③ 駐在員及びご家族は、専用方法などで「青天の霹靂」を購入
④ 「A! Premium」にて「青天の霹靂」の集荷・燻蒸処理・検疫を実施。その後、JALとヤマトグループにて、通関後の輸出とインドへの輸送、現地配達を行う

(2)青森産精米「青天の霹靂」について

稲に寄り添い米を実らせ、晴れわたった空に、突如として現れる稲妻のような、鮮烈な存在になりたいと考え、名付けられました。粘りとキレのバランス、上品な甘みが特徴のお米です。ほどよいツヤとやわらかな白さがあり、粒はやや大きめの、しっかりとしたお米です。現在、その年に収穫された米の食味ランキング(平成27年2月発表/日本穀物検定協会)で、参考品種ながらも6年連続特A評価を受賞しています。

■販売価格:一袋(5kg)4,060円+税※
※上記価格は、2021年3月25日時点の価格であり、インド政府の検疫に対応するための諸経費(作業費、包装費、燻蒸費など)を含んだ料金です。また、燻蒸処理については、農林水産省の「コメ海外市場拡大戦略プロジェクト推進支援」の制度を利用しております。

3.燻蒸倉庫での出荷式について

2021年3月25日(木)13時より、「青森県三八地域県民局地域整備部八戸港管理所くん蒸倉庫」にて、「青天の霹靂」の輸出開始にともない、出荷式を実施いたします。出荷式後、燻蒸処理をされた「青天の霹靂」をヤマト運輸のトラックに搭載し、インドに向けて運送をいたします。

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