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兵機海運/経常利益は前年比62・3%減(2021年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2021年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

           売上高    営業利益  経常利益 当期純利益

2021年3月期第2四半期 6,414 △10.1  80 △64.5  99 △62.3  258 41.2

2020年3月期第2四半期 7,138 △0.6  226 △10.8  264 △6.5  182 △6.4

(注)包括利益 2021年3月期第2四半期  406百万円 (321.5%) 2020年3月期第2四半期  96百万円 (△62.6%)

(略)

(1)経営成績に関する説明

当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、期初より新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受け たこともあり、序盤から大変厳しい展開となりました。その後、中断・自粛されていた経済活動が徐々に再開さ れ、厳しい中にも景気持ち直しの芽が出始めました。しかしながら、従来スタイルからの社会変革が性急に求め られる中、新型コロナウイルス感染症の拡大不安が足かせとなり、設備投資をはじめ雇用や家計に至るまで、経 済回復の水準は、なお低い状態で推移しました。 このような状況下におきまして、「安全・迅速・信頼」をモットーに積極的な事業展開をしてまいりました 結果、当社グループの事業別業績は次のとおりとなりました。 当第2四半期連結累計期間におけるセグメントの営業状況は以下のとおりであります。

①海運事業

内航事業では、太宗貨物である鉄鋼製品の需給調整を受け、前期より輸送需要の落ち込みが続いており、そ の取扱量は673千トン(前年同期比27.1%減)と低迷しました。これに加え新型コロナウイルス感染症の影響に よる輸送計画の停滞等により、運航効率と収益性を大きく悪化させることとなりました。結果としまして、売上 高は2,765百万円(前年同期比17.1%減)と減収になりました。これに対し、輸送コストの見直しや管理経費の 軽減に努めましたが、営業利益41百万円(前年同期比64.1%減)と減益になりました。 外航事業では、新型コロナウイルス感染症の影響による経済の停滞が世界レベルのサプライチェーンの寸断 を招き、輸送計画は総じて大幅に変更せざるを得ない状況となりました。主力の日露間の運航にあっても船積み ロットは縮小され、復路貨物が減少するなど、その収益性は大きく落ち込みました。結果としまして、売上高は 604百万円(前年同期比29.4%減)と減収になりました。これに対し、管理経費の削減に努め、収益性の落ち込 みを補いましたが、営業利益は1百万円(前年同期比96.8%減)と減益になりました。

②港運・倉庫事業

港運事業では、新型コロナウイルス感染症の影響による景気の急落を受け、相対的に厳しい事業展開となり ましたが、神戸地区の新倉庫稼働に伴う危険品貨物の取り扱いが少なからず業績に寄与しました。また、新規安 定貨物の営業活動が奏功し、厳しい中にも一定の成果を見ることができました。結果としまして、新規取り組み 効果もあり売上高は2,321百万円(前年同期比2.9%増)と増収になりました。しかしながら、既存貨物の減少に よる収益低下に厳しいものがあり、営業利益6百万円(前年同期比86.5%減)と減益になりました。 倉庫事業では、新型コロナウイルス感染症の影響による景気低迷を受け、倉庫事業をけん引していた姫路地 区危険品倉庫の伸びが抑えられ、その他の普通品倉庫群にあってもより厳しい状況に苦戦しました。一方で、前 期末に新設稼働した兵庫埠頭物流センター(危険品倉庫と普通品倉庫の併設)が、厳しい状況ながらも業績をけ ん引し始めました。結果としまして、売上高は722百万円(前年同期比5.1%増)と増収になりました。また、新 倉庫の償却負担も膨らみましたが、管理経費の一層の節減に努め、営業利益31百万円(前年同期比28.4%増)と 増益を計上することができました。

これらの結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高6,414百万円(前年同期比10.1%減)、営業利益 80百万円(前年同期比64.5%減)、経常利益99百万円(前年同期比62.3%減)、特別利益に固定資産売却益269 百万円を計上したことから、親会社株主に帰属する四半期純利益は258百万円(前年同期比41.2%増)となりま した。

(略)

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