三井倉庫ホールディングス/営業収益は前年比7・3%減、経常利益は前年比1・1%増(2021年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)) 決算短信 2023.06.17 2021年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)単位・百万円 営業収益 営業利益 経常利益 当期純利益 2021年3月期第1四半期 56,517 △7.3 3,207 △4.7 3,340 1.1 2,035 11.2 2020年3月期第1四半期 60,974 2.5 3,363 17.4 3,304 27.0 1,830 17.8 (注)包括利益 2021年3月期第1四半期 4,042百万円(303.0%) 2020年3月期第1四半期 1,003百万円 (△11.9%) (略) (1)経営成績に関する説明 当第1四半期におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により急速に悪化しております。鉱工業 生産指数は前年同期比で大幅な減少を示し、輸出入は前年同月を大きく下回る月が続いており、感染症の終息時期 の見通しが立たない中、世界経済の不確実性も伴い、極めて厳しい状況にあります。 物流を取り巻く環境は、国内外においては感染症拡大防止のための経済活動の制限が敷かれ、保管残高は前年同 期比では微増を示しているものの、荷動きを示す貨物回転率は足元では大幅に低下しており、荷動き停滞の傾向を 示す厳しい環境が続いております。 こうした経済環境の中、当社グループの連結業績は、感染症拡大防止のための国内外における経済活動の制限の 影響を受け、海上および航空フォワーディング業務の取扱減少や、港湾運送業務におけるコンテナ取扱の減少など により連結営業収益は前年同期比44億56百万円減の565億17百万円、連結営業利益は同1億56百万円減の32億7百 万円、連結経常利益は有利子負債の削減に伴う支払利息の減少等により同35百万円増の33億40百万円、親会社株主 に帰属する四半期純利益は同2億4百万円増の20億35百万円となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。 (イ)物流事業 感染症拡大防止のため国内外における経済活動の制限の影響を受け、企業の生産活動が低下したことに伴う海 上および航空フォワーディング業務の取扱減少や、港湾運送業務におけるコンテナ取扱の減少などにより、営業 収益は前年同期比42億62百万円減の545億2百万円となりました。一方、経済活動に制限がかかる中で国内外の 顧客企業においては許容される範囲内で生産活動の再開、一定の稼働率までの生産回復の動きがあったことか ら、原、部品等の調達に伴う緊急性の高い輸送業務が各事業において発生したこと、国内におけるメーカー 物流において家電関連の取扱量が増加したことから営業利益は前期比ほぼ横ばいとなる同86百万円減の26億57百 万円となりました。 (ロ)不動産事業 賃料収入の減少により営業収益は前年同期比2億3百万円減の21億89百万円、営業利益は同1億46百万円減の 12億51百万円となりました。 (略)