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物流ニュース

丸和運輸機関/経常利益は前年比35・7%増(2021年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2021年3月期  第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

            売上高   営業利益  経常利益  当期純利益

2021年3月期第1四半期 26,772 14.0  2,239 36.7  2,310 35.7  1,598 36.6

2020年3月期第1四半期 23,489 16.3  1,638 26.8  1,702 22.2  1,169 12.1

(注)包括利益 2021年3月期第1四半期 1,579百万円(63.0%) 2020年3月期第1四半期 969百万円(△21.2%)

(略)

(1)経営成績に関する説明

当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大による世界経済の急激な悪化 や、国内における緊急事態宣言の発出に伴う社会・経済活動の抑制等、国内外ともに景気の下振れが鮮明になってお り、先行きは極めて不透明な状況となっております。 物流業界におきましては、燃料調達価格は低位に推移したものの、依然として労働力需給は逼迫しており、慢性的 な人手・稼働車両不足への対応を要し、依然として厳しい経営環境で推移しております。 このような環境のもと当社グループは、前期よりスタートした中期経営計画において「3PL&プラットフォーム カンパニー」をコンセプトに掲げ、「人材の確保及び育成」「先端技術の研究・活用」「新たな市場開発」に取り組 んでまいりました。また、現下の状況を勘案して数値計画は修正したものの、当初の施策を継続的に取り組むと共 に、EC物流事業、低温食品物流事業、BCP物流事業を新型コロナウイルス感染症終息後の環境変化に対応するた め、社会インフラの物流事業として、更なる推進をすることといたしました。 EC物流事業では、成長市場における独自のラストワンマイル配送網の構築及び個人事業主「MQA(Momotaro・ Quick Ace)」を開業支援する仕組みを発展させ、低温食品物流事業では当社のサービスメニュー「AZ-COM7 PL」(アズコム セブン・パフォーマンス・ロジスティクス/7つの経営支援機能を付加した3PL)による物流 品質の均質化と機能拡張に取り組むと同時に、鮮度を売り物とする「産直」の強化を図り、スーパーマーケットへの 経営利益支援を行っております。更には平常時のみならず災害等による非常時においても安全・安心・安定した物流 を提供するBCP物流事業を推進すると共に「AZ-COM丸和・支援ネットワーク」におけるパートナー企業との 相互扶助に基づく連携強化により、物流事業を通じたライフラインの確保に貢献してまいりました。加えて、新型コ ロナウイルス感染症による環境変化に適応すべくDX(デジタル・トランスフォーメーション)推進等をより一層加 速させております。 以上の結果、当社グループの当第1四半期連結累計期間における経営成績は、売上高26,772百万円(前年同四半期 比14.0%増)、営業利益2,239百万円(同36.7%増)、経常利益2,310百万円(同35.7%増)、親会社株主に帰属する 四半期純利益1,598百万円(同36.6%増)の増収増益となりました。 セグメント別の業績は次のとおりです。

① 物流事業

<EC・常温物流>

日用雑貨を中心とするEC・常温物流においては、新型コロナウイルス感染症の拡大防止を目的とした店舗休 業要請等に伴い、一部の取引先における物量減少があったものの、「ECラストワンマイル当日お届けサービ ス」の受託エリアにおける稼働拠点及び車両台数が順次拡大したことに加え、新たな3PL業務受託などが寄与 した結果、売上高は10,641百万円(前年同四半期比23.5%増)となりました。

<食品物流>

低温食品を中心とした食品物流においては、「AZ-COM7PL」戦略に基づく物流改革提案により獲得し た新規物流センターの稼働に加え、緊急事態宣言による外出自粛要請に伴う巣ごもり需要の高まりを受けた物量 増加が業績に寄与した結果、売上高は10,890百万円(前年同四半期比13.0%増)となりました。

<医薬・医療物流>

医薬・医療物流においては、主要取引先であるドラッグストアをはじめとする既存取引先にて、マスクをはじ めとする一部商品や生活必需品における需要の拡大が見られたものの、インバウンド需要の急激な落ち込みや店 舗の休業・営業時間短縮に伴う物量減少が影響した結果、売上高は5,029百万円(前年同四半期比0.0%減)とな りました。 利益面では、取引先における物量の変動に対し、適正な車両手配及び人員配置等、日次決算マネジメントを強化 した結果、物流事業における売上高26,561百万円(前年同四半期比14.1%増)、セグメント利益(営業利益)は 2,177百万円(同38.5%増)の増収増益となりました。

② その他

文書保管事業においては、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う企業活動の停滞による取引先からの受注減少が 影響したものの、既存取引先との取引拡大や新規取引先からのBPO(ビジネスプロセス・アウトソーシング)に 係る新規案件の受託に努めた結果、売上高は211百万円(前年同四半期比2.6%増)の増収となりましたが、先行投 資による費用の増加が影響し、セグメント利益(営業利益)は61百万円(同6.0%減)の減益となりました。

(略)

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