NEWS

物流ニュース

中日本高速道路/2020年度末からダブル連結トラックを対象に駐車予約システムの実証実験を開始

物流全般 2023.06.17

SA・PAなどにおけるダブル連結トラック用駐車スペースに予約システムを導入 ~2020年度末からダブル連結トラックを対象に駐車予約システムの実証実験を開始~

NEXCO中日本は、高速道路のサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)などにおけるダブル連結トラック用の駐車スペースに、予約システムを導入します。

経緯

2019年1月に、特殊車両通行の許可基準が緩和されたことにより、現在では1台で通常の大型トラック2台分の輸送が可能な「ダブル連結トラック」がE4 東北自動車道からE3 九州自動車道までの高速道路で運行されています。

課題

当社では、ダブル連結トラックが運行されている高速道路のSA・PAの駐車場に、最大車長25mのダブル連結トラックに対応した駐車スペースを順次整備してきましたが、ダブル連結トラック以外の車両が駐車してしまうなどの課題が発生しています。これにより、ダブル連結トラックが運行計画で休憩を予定していたSA・PAに駐車できず、輸送効率の低下や交通安全上の課題が生じています。

今後の取り組み

こうした課題を解決するため、2020年度から、特にダブル連結トラックの運行便数が多く、専用駐車マスが適切に利用されていないなどの課題が顕在化している東京・名古屋・大阪間の、E1 東名高速道路(東名)、E1A 新東名高速道路(新東名)、E1A 新名神高速道路(新名神)において、ダブル連結トラックを対象としたETC2.0を活用した予約駐車システムの開発に着手し、本年度末を目標に実証実験を6箇所で順次開始することとしました。

実験概要

■路外駐車場 (1箇所)
高速道路のインターチェンジ(IC)外の近傍に駐車場を整備し、ETC2.0による入退出管理をおこなう予約駐車システムの試行を実施します。

浜松いなさIC路外駐車場
実験箇所 :E1A 新東名高速道路「浜松いなさIC」料金所外の駐車場(浜松市北区)
実験開始 :2020年度末(予定)
対象車両 :ダブル連結トラック
駐車台数 :約30台

■SA・PA (5箇所)
ダブル連結トラック専用駐車マスにおいて、ETC2.0対応の路側機および電光表示板を設置し、予約車以外を感知した場合には表示板に退出を誘導する表示をおこない、適切な利用を促す予約駐車システムの試行を実施します。

足柄SA(上り)(1箇所)
実験箇所 :E1 東名高速道路「足柄SA(上り)」(静岡県御殿場市)の特大車駐車スペース
実験開始 :2020年度末(予定)
対象車両 :ダブル連結トラック
駐車台数 :1台

静岡SA(上り・下り)(2箇所)
実験箇所 :E1A新東名高速道路「静岡SA(上り・下り)」(静岡市葵区)の特大車駐車スペース
実験開始 :2021年夏以降(予定)
対象車両 :ダブル連結トラック
駐車台数 :上り・下り各1台

土山SA(上り・下り)(2箇所)
実験箇所 :E1A 新名神高速道路「土山SA(上り・下り)」(滋賀県甲賀市)の特大車駐車スペース
実験開始 :2021年夏以降(予定)
対象車両 :ダブル連結トラック
駐車台数 :上り・下り各1台

ダブル連結トラック
写真1 ダブル連結トラック

Translate »