ニチレイロジグループ/日本梱包運輸倉庫、三菱UFJリースが新たにNEXT Logistics Japanへ参画 物流全般 2023.06.17 ニチレイロジグループ、日本梱包運輸倉庫、三菱UFJリースが新たにNEXT Logistics Japanへ参画 経営 2020年6月2日 新たな幹線輸送スキーム構築を加速 株式会社ニチレイロジグループ本社日本梱包運輸倉庫株式会社三菱UFJリース株式会社NEXT Logistics Japan株式会社 日野自動車株式会社(本社:東京都日野市、社長:下義生、以下、日野)の子会社であるNEXT Logistics Japan株式会社(本社:東京都新宿区、社長:梅村幸生、以下NLJ)は、株式会社ニチレイロジグループ本社(本社:東京都中央区、社長:梅澤一彦)、日本梱包運輸倉庫株式会社(本社:東京都中央区、社長:大岡誠司)、三菱UFJリース株式会社(本社:東京都千代田区、社長:柳井隆博)を新たなパートナーとして迎え、各社の知見や技術を結集し、深刻化する物流の課題解決に向けた新たな幹線輸送スキーム構築を加速していきます。また、各社は合計で40百万円をNLJに出資します。 NLJは2019年12月に事業を開始し、ドライバー不足や積載率の低下という物流における課題解決のため、いかに効率的に荷を運ぶかというソリューションづくりをパートナー企業とともに続けています。今回、新たにパートナーに加わる各社が持つそれぞれの知見や技術により、NLJと各社が目指す新たな幹線輸送スキームにおいて、積載率、輸送効率の向上に加え、将来的な幹線輸送の物流拠点(クロスドック)拡張に向けた枠組み作りを進めていきます。 具体的な取り組み例としては、ニチレイロジグループの持つ低温物流に関する豊富な知見を活かし、業界ニーズの大きいコールドチェーン輸送を行うことで、積み荷のバリエーションを増やします。 日本梱包運輸倉庫が多数保有するダブル連結トラックに関するノウハウの活用により、例えば、前後の荷室毎に温度設定を変えることで、従来は対応していなかった常温と低温の荷物の同時輸送を実現します。また、後側の荷室を、クロスドックで別の連結トラックと交換するスキームにより、効率的で柔軟な輸送が可能となります。 三菱UFJリース並びに三菱UFJフィナンシャル・グループ各社のノウハウにより、将来的なクロスドック拡張などにも迅速に対応できるよう、物流施設の開発・保有に加え、アセットマネジメントスキームを構築していきます。 ■新たな幹線輸送スキーム イメージ図 今後も実運用を通じてノウハウを蓄積するとともに、参画企業の輪をさらに拡げ、幹線輸送スキームを進化させていきます。将来的には、あらゆる荷主企業・運送事業者に利用いただけるオープンな物流の仕組みを確立し、社会に貢献してまいります。 (左から)ニチレイロジグループ本社 業務革新推進部長 北川倫太郎氏日本梱包運輸倉庫 代表取締役社長執行役員 大岡誠司氏三菱UFJリース 常務執行役員 水谷真基氏NEXT Logistics Japan 代表取締役社長 梅村幸生 ■各社コメント ニチレイロジグループ本社 業務革新推進部長 北川倫太郎ニチレイロジグループでは、乗務員の働き方改革を進める中、①乗務員スイッチング運行、②定時発着ダイヤ運行、③パレット輸送推進などに取り組んでまいりました。さらなる革新を目指す上で、NLJ社の取り組みは私たちだけでは成し遂げることが出来ない、社会的課題を解決する取り組みであると考えます。参画することにより、日本の食を支え続けていきたいと思います。 日本梱包運輸倉庫 代表取締役社長執行役員 大岡誠司劇的に変化する物流環境に対応するため、私たち日本梱包運輸倉庫の培ってきたダブル連結トラックの運行および荷役における現場力と、NLJ社の目指す物流スキームを共創させた新たなロジスティクスの進化を実現します。そして、この取組みに参加することで国家および地域・社会への安全と安心と安定に貢献させていただくよう取り組んでまいります。 三菱UFJリース 常務執行役員 水谷真基弊社はNLJ社の物流業界の課題解決に資する意義の高い事業ビジョンに共感しております。弊社は、リース・ファイナンス機能、アセットに対する知見を活かすことでアセット価値創出力を発揮し、アセットビジネスのプラットフォームカンパニーとして「社会的課題の解決」に貢献することを目指してまいります。パートナー企業の皆様と共に、社会にとって意義のある新たな価値を創造していきたいと思います。 NLJ 代表取締役社長 梅村幸生昨年12月のパートナー5社との協業および幹線輸送事業の開始以降、多くの皆さまから 弊社の取組に対してのご共感をいただいております。この度、さらに3社のパートナー追加により、低温輸送など輸送バリエーションの拡大、車両・物流施設等アセット活用最大化など物流効率化のノウハウを培うことにより、本取り組みを大きく加速させることが出来ると確信しております。「ドライバー不足によりモノが運べなくなる」という社会課題の解決に向け、引き続き全力で取り組んでまいります。 参考: アサヒ、江崎グリコ、千代田運輸、トランコム、ユーネットランス、NEXT Logistics Japan、新たな幹線輸送スキームを事業化し運用開始 【SDGs(持続可能な開発目標)達成への貢献】日野では、自由に安全に効率的に、人と物が移動する「豊かで住みよい持続可能な社会」の実現を目指し、お客様・社会への価値提供として①日野車による「交通死亡事故ゼロ」、②「CO₂排出量の大幅削減」、③「お客様ビジネスの発展支援」、④「人流・物流の更なる効率化」の4つに取り組んでいます。本件は、④「人流・物流の更なる効率化」について同じ志を持つパートナーとともに取り組むことにより、SDGsの以下の目標達成に貢献します。 安心・安全で、環境にやさしく、人と物が、自由に最適に移動できる社会の実現交通死亡事故ゼロ、CO₂排出量の大幅削減、人流物流のさらなる効率化によって、「豊かで住みよい持続可能な社会」実現を目指します。 同じ志を持った仲間づくり(あらゆる力を結集した社会課題解決)日野グループだけにとどまらず、同じ志を持つ企業とパートナーになり、社会課題解決に取り組みます。 (参考)SDGsと日野の戦略・取組み(PDF)安心・安全で、環境にやさしく、人と物が、自由に最適に移動できる社会の実現(PDF)同じ志を持った仲間づくり(PDF)