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築地魚市場/冷蔵倉庫業は豊洲東市冷蔵庫の周年稼働で増収増益に(2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

      売上高    営業利益 経常利益  当期純利益

2020年3月期 71,658 △6.7  △690 ―  △674 ―  △690 ―

2019年3月期 76,808 △2.5  △120 ―  △40 ―   △64 ―

(注)包括利益 2020年3月期 △695百万円 (―%) 2019年3月期 △132百万円 (―%)

(略)

(1)当期の経営成績の概況

当連結会計年度におけるわが国経済は、消費税増税等による個人消費の陰りや、米中貿易摩擦の長期化、英国 のEU離脱の動向、それに加え新型コロナウイルス感染症の流行・拡大等、先行き不透明な状況が続いておりま す。当社を取巻く水産卸売業界においては、海洋環境や気象状況等の変動による漁獲量の減少、市場内流通の縮 小、業種・業態を超えた競争の激化や物流コスト増加等の構造的な問題、国際的な水産物消費拡大による仕入コス トの上昇や海洋資源保護の動き、さらに消費者の節約志向は根強く、厳しい業界環境が続いております。 なお、2020年1月後半以降の新型コロナウイルス感染症拡大と、それに続く外出自粛要請は、水産物、特に高単 価な生鮮水産物の需要に急激な縮小というインパクトを与えており、卸売業界に与える影響は、期間、規模ともに 先の見えない状況であります。 このような状況のもと、当連結会計年度は、冷凍マグロ類の市況悪化、そして2020年1月後半以降、新型コロナ ウイルス感染症拡大の影響に伴い、高級魚の売れ行き不振や価格下落、更には3月からは業務筋(寿司屋・レスト ラン・学校給食等)の営業自粛や休止に伴い、水産物需要が極端に減少、中国・欧州向けの輸出停滞なども相俟っ て、主要セグメントである水産物卸売業の売上高が大きく減少いたしました。 損益面においては、豊洲市場内冷蔵庫の取扱数量は概ね想定どおり推移したものの、水産物卸売業の売上高減 少に加え、冷凍マグロ類の相場下落による販売損の影響が大きく、さらに、2020年1月後半から新型コロナウイル ス感染症拡大の影響で、主要セグメントである水産物卸売業の収益が急激に悪化、また期末に保有する在庫の評価 損計上が重なり、前回(2020年2月10日)発表した各段階利益の業績予想を下回りました。 その結果、当連結会計年度の連結売上高は71,658百万円(前年同期売上高76,808百万円)、営業損失は690百万 円(前年同期営業損失120百万円)、経常損失は674百万円(前年同期経常損失40百万円)、親会社株主に帰属する 当期純損失は690百万円(前年同期親会社株主に帰属する当期純損失64百万円)となりました。

セグメントの業績は次のとおりであります。

なお、当連結会計年度より、2018年10月11日の中央卸売市場豊洲市場開場と共に事業開始しました豊洲の冷蔵 倉庫が通年稼働となったため管理費用の配賦方法を見直し、冷蔵倉庫業への配賦方法を変更しております。以下の 前期比較につきましては、変更後の配賦方法で算出した前期の数値で比較しております。 

(略)

≪冷蔵倉庫業≫

豊洲市場内の豊洲東市冷蔵庫が周年稼働したことにより、売上高は1,134百万円(前年同期は732百万円)、セ グメント利益は228百万円(前年同期は58百万円のセグメント利益)となりました。 

(略)

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