NEWS

物流ニュース

兵機海運/経常利益は前年比34・9%減(2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

      売上高    営業利益   経常利益 当期純利益

2020年3月期 13,982 △2.8  272 △39.1  318 △34.9  161 △55.2

2019年3月期 14,378 7.4   446 30.9   490 33.3   361 17.5

(注)包括利益 2020年3月期  27百万円 (△92.6%) 2019年3月期  367百万円 (△3.5%)

(略)

(1)当期の経営成績の概況

当連結会計年度におけるわが国経済は、堅調に推移した上期に対し、第3四半期は消費税率の引き上げや米中貿 易摩擦を背景とする中国経済減速などによる影響が出始めました。更には大型台風による災害も重なり、景気に足踏 み感がみられました。第4四半期にあっては、中国を発端とする新型肺炎感染による影響が一気に広まり、経済や生 活行動が急激に落ち込みました。生産や物流のサプライチェーンも寸断され、先行きが見えない厳しい状況で期末を 迎えることとなりました。 このような状況下におきまして、当社グループは「安全・迅速・信頼」をモットーに、より「堅実な兵機」との 信頼を得るべく事業展開を進めてまいりました。 内航事業では、鉄鋼の輸送需要に閉塞感がみられ収益力を下押しする状況で推移しました。更には新型肺炎感染 蔓延の影響により、輸送計画が縮小変更されるなど、売上と利益ともに減少しました。 外航事業では、更なる安定収益の活路を探るべく新規航路への展開を推進しましたが、前期に比して売上は伸び たものの、利益拡大には至りませんでした。 港運事業では、期央より景気の停滞感が現れ始め、折からの新型肺炎蔓延が業績をさらに低迷させましたが、堅 調に推移した上期実績がこれをカバーした形となり、利益に伸びが見られました。 倉庫事業では、折からの景気低迷に加えコスト先行となる新倉庫設備が収益性を圧迫したものの、新規取り組み としてスタートした危険品等の取扱事業が収益の底支えに寄与しました。 これらの結果、当連結会計年度の実績は、次のとおりとなりました。 当期は取扱輸送量3,592千トン(前期比205千トン減 94.6%)と落ち込んだこともあり、売上高は13,982百万円 (前期比396百万円減 97.2%)と減収になりました。 一方、人手不足を背景とする輸送コストの上昇傾向は収益性を悪化させ、経常利益は318百万円(前期比171百万 円減 65.1%)、親会社株主に帰属する当期純利益も161百万円(前期比199百万円減 44.8%)と減益になりまし た。 当連結会計年度におけるセグメントの営業状況は次の通りです。

① 海運事業

(イ)内航事業・・・・・当期は建物建設や公共工事等による鉄鋼需要が一段落する中、輸送需要も第2四半期 から緩みが見え始め、総じて厳しさが増す状況で推移しました。また、2020年1月より環境負荷の少ない新燃料 使用が義務化され、割高となる燃料コストの転嫁問題を抱える中、折からの新型肺炎蔓延の影響で輸送計画が停 滞するなど、運航効率と収益性を大きく落とす状況で期末を迎えることとなりました。結果としまして、取扱量 は前期比較で85%に留まり、売上高は6,432百万円(前期比401百万円減 94.1%)と減収になりました。コスト 部分についは費用圧縮に努めたものの収益力自体に厳しいものが見られ、営業利益170百万円(前期比96百万円減 64.0%)と減益になりました。

(ロ)外航事業・・・・・事業の柱であるロシア航路と台湾航路では底堅い実績を確保することができました。 一方で前期から続いた一連のプロジェクト輸送が第1四半期に計画通り終了し、収益の上押し力が弱まる状況で 推移いたしました。下期よりフィリピン航路への新規参入を試みましたが、基礎貨物とする鋼材需要の低迷期と 重なり、厳しい展開となりました。結果としまして、新航路による輸送量の増加効果もあり、売上高は1,697百万 円(前期比87百万円増 105.4%)と増収になりましたが、折からの景気後退や新航路がコスト過多になったこと もあり、営業利益は38百万円(前期比74百万円減 34.0%)と減益になりました。

② 港運・倉庫事業

(イ)港運事業・・・・・米中貿易摩擦を背景とする中国経済の減速の影響で、景気は期央より徐々に足取りが 重いものになりましたが、取扱量の増加が見られたこともあり業績は総じて堅調に推移しました。しかしなが ら、第4四半期には世界中に広まった新型肺炎感染の影響で一変し、物流も各所で停滞するなど、先が見えない 厳しい状況下で期末を迎えました。結果としまして、上半期の伸展を受けて取扱量は8%近い増量となりました が、農産品や機械類の取扱いに厳しいものがあり、売上高は4,459百万円(前期比147百万円減 96.8%)と減収 になりました。一方で輸送効率を追求すると共に管理経費の圧縮も寄与し、営業利益は45百万円(前期比7百万 円増 120.2%)と増益になりました。

(ロ)倉庫事業・・・・・新事業として取り組んだ姫路地区の危険品倉庫が引き続き好調な実績をあげました。 方や一般コンテナ貨物を取扱う阪神地区の倉庫については、総じて厳しい展開で推移しました。2020年1月に神 戸地区の新倉庫が稼働し、移転コストや償却負担などの先行コストが収益を圧迫する中、折からの新型肺炎蔓延 もあり、事業運営のダメージは大きなものとなりました。結果としまして、姫路地区倉庫が好調なことで売上高 は1,391百万円(前期比65百万円増 105.0%)と増収になりました。一方で、神戸地区の新倉庫関連でコスト先 行となりましたので、営業利益16百万円(前期比11百万円減 59.8%)と減益になりました。

(略)

Translate »