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NTTロジスコ/医療機器物流共同配送サービス「メディカルライナー」における新サービス返却品配送サービスを開始

物流全般 2023.06.17

医療機器物流共同配送サービス「メディカルライナー®」における新サービス返却品配送サービスの開始について

2020年1月17日

 株式会社NTTロジスコ(代表取締役社長:東明彦、本社: 東京都大田区、以下「NTTロジスコ」)は、医療機器物流の3PL事業を運営するメディカルロジスティクスセンターにおいて、1月15日に共同配送サービス「メディカルライナー®」 の新サービスとして返却品配送サービスを開始しましたのでお知らせ致します。

    1. サービス開始の背景

 2018年3月より北関東エリアで運用を開始した医療機器物流の共同配送サービス「メディカルライナー®」は、その後、東京・千葉・埼玉3県に対象エリアを拡大してまいりました。安定した納品時間と配送品質により、荷主である医療機器メーカーおよび納品先である医療機器ディーラーの双方から大変ご好評頂いております。これまでは、医療機器メーカーから医療機器ディーラーへの販売物流を対象にサービスを提供してまいりましたが、この度、医療機器ディーラーからご要望頂いておりました医療機器ディーラーから医療機器メーカーへの返却物流(静脈物流)において、返却品配送サービスを開始しました。

    1. サービス概要
  • 主な取扱品:預託販売形態(注1)の主流である「短期貸出」(注2)の医療機器
  • 医療機器ディーラーへの集荷日:原則平日午前中
  • 医療機器メーカーへの返却日:集荷日当日中
  • 集荷エリア:東京・千葉・埼玉県(一部対象外のエリア有)に拠点を有する医療機器ディーラー
  • 返却エリア:東京都大田区・品川区・江東区の医療機器メーカーの物流拠点
  • 送り状発行:オフィスにあるプリンターから送り状を印刷できる「メディカルライナー®」専用送り状発行ツールを提供

    1. サービスをご利用いただくメリット

(1)医療機器ディーラー営業担当者の時間的制約を解決

 昨今の働き方改革により、宅配会社の集荷時間が早まる傾向にあります。そのため、医療機器ディーラーの営業担当者様は集荷時間に間に合わせるため早く事務所へ戻る必要がありましたが、同サービスでは午前中の早い時間帯(8時~9時)に集荷し当日中に医療機器メーカーへ返却できるため、医療機器ディーラー営業担当者様の帰社時間の制約を廃除することが可能です。また、医療機器メーカーにとっては、返却時間の安定による返却後の作業スケジュールにメリットがあると期待できます。

(2)品質の向上と資材コストの低減

 専用便を利用することで、宅配便や路線便等の配送の過程で生じる集荷店及び配達店での積み替え作業が省略されるため、配送事故や仕分ミスがなくなり、配送品質の向上と共に、梱包の簡易化による資材コストの低減が期待できます。

(3)配送コストの低減

 「メディカルライナー®」の配送網を利用し、貸出品の配送時に同時に返却品を集荷するため、宅配便、路線便等の配送料金と比較し、配送コストが低減できる場合があります。

(4)医療機器ディーラー営業所での引渡し作業の稼働削減

 納品と同時に返却品を引き渡すことで、医療機器ディーラー営業所での引渡し作業の稼働を削減することが可能です。

    1. 今後の展開

関西エリアを対象とした「メディカルライナー®」の新ルートを構築する予定です。さらに、インプラント製品や手術用器械の整形外科分野の医療機器商材に特化した新ルートの構築を検討しています。

(注1)医療機器メーカーが医療機器ディーラー経由で医療機関に医療材料を一時的に預け、手術等での医療材料利用時に医療機関が買い取る販売形態のこと

(注2)手術、手技ごとにサイズや種類が異なる医療材料を医療機器ディーラーがその都度手配・納品し、使用した医療材料のみ医療機関に請求し、残りの医療材料を引き上げ、回収までを医療機器ディーラーが行う取引形態のこと

 ※「メディカルライナー®」はNTTロジスコの登録商標です。

<返却品配送サービスの概要図>

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