国土交通省/国内初の「LNG燃料フェリー」が建造 物流全般 2023.06.17 国内初の「LNG燃料フェリー」が建造されます 令和元年11月20日 今般、国内初の「LNG燃料フェリー」が建造されることになりました。LNG燃料の採用により、従来のフェリーと比較して二酸化炭素(CO2)排出量の20%以上低減が見込まれます。国土交通省及び経済産業省は、このLNG燃料フェリーの建造を支援しています。 今般、株式会社商船三井により、国内初となる「LNG燃料フェリー」2隻が建造されることになりました。本船は、株式会社フェリーさんふらわあが借り受け、同社が運航する大阪~別府航路において既存船の代替として、2022年末から2023年前半にかけて順次就航する予定です。 (参考)(株)商船三井、(株)フェリーさんふらわあ、三菱造船(株)の3社共同会見実施 商船三井プレスリリース:https://www.mol.co.jp/pr/2019/19088.html フェリーさんふらわあプレスリリース:https://www.ferry-sunflower.co.jp/news/article/osaka_beppu_LNG_ferry.html LNG燃料は、従来の燃料(船舶用重油)と比較して以下のような優れた環境性能を有しています。 発熱量あたりの二酸化炭素排出量が20%以上減少 硫黄酸化物(SOx)の排出量がほぼゼロ 内航船の大幅な省エネや省CO2を進めるため、国土交通省及び経済産業省は「内航船の運航効率化実証事業(内航船の総合的な運航効率化措置実証事業)」を実施しています。本年10月24日、同実証事業において、今般のLNG燃料フェリーは先進的省エネルギー船舶であるとして、その省エネ効果に関する実証事業を行うこととしています。 国土交通省では、このような先進的な取組への支援等を通じ、LNG燃料船の普及促進及びそれによる内航船の省エネルギー化・省CO2化に努めて参ります。 LNG燃料フェリーイメージ図(商船三井HPより) 主要項目 乗客数 最大旅客定員763名 トラック積載可能数 136台(13m換算) 航行速力 22.5ノット 全長 約199.9m 総トン数 約17,300トン 参考:「内航海運の省エネルギー化実証事業を採択しました!」 (https://www.mlit.go.jp/report/press/kaiji07_hh_000138.html) 添付資料 報道発表資料(PDF形式:236KB)