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花王/台湾工場でビューティケア製品の新生産棟が竣工

SCM・製造拠点 2023.06.17

台湾工場でビューティケア製品の新生産棟が竣工

花王株式会社(社長・澤田道隆)の台湾における現地法人である、花王(台湾)股份有限公司(社長・西口徹)が新竹工場(台湾 新竹縣)の敷地内で建設を進めていた、ビューティケア製品の新生産棟が完成し、本日竣工しました。初期投資額は、約33億円です。

花王は近年、国内外で生産能力の増強を進め、新工場の建設や生産ラインの増設を行なっています。このたび完成した新生産棟は、台湾で成長が著しい花王のビューティケア事業において供給能力を強化させるために建設したものです。既存の設備とあわせた新竹工場のビューティケア製品の生産能力は、従来の約2倍になります。
花王(台湾)の新竹工場は、2009年3月に、台湾のビューティケア業界の生産設備として初めてGMP*注 認証を取得した工場です。新生産棟ではより高機能・高品質な製品を生産できるように、さらに高度な設備を設置するとともにクリーンルームを備え、台湾のビューティケア業界でトップレベルの製造環境基準を実現しました。
新生産棟ではまず、「ビオレ」「メンズビオレ」などのスキンケア製品、「エッセンシャル」「リーゼ」などのヘアケア製品の生産を行ないますが、今後の事業展開に応じて生産品目を拡大していく予定です。

  • *注:GMP(Good Manufacturing Practice「適正製造規範」)
    原材料の入荷から生産、出荷に至る全過程において、製品が安全に作られ、一定の品質が保たれるようにするための製造工程管理基準

花王グループが2017年からスタートした4カ年の中期経営計画「K20」では、2020年までの成長戦略のひとつとして、「アジアコンシューマープロダクツ事業の拡大と利益率アップ」を挙げています。このたびの新生産棟の竣工は、「K20」の達成と、将来のグローバル事業をさらに発展させるうえで重要な布石のひとつです。
花王グループはこれからも、人財や研究資産、設備などの資産をグローバルに最大活用するとともに、新たな資産の構築も行なうことによって利益ある成長を進め、『グローバルで存在感のある会社「Kao」』をめざします。

花王(台湾)新竹工場 概要

社名:花王(台湾)股份有限公司
所在地:台湾 新竹縣 湖口郷 鳳山村 中華路6號
操業:1981年
代表者:工場長 劉 建賢(Liu,Chien_hsien)
出資比率:花王株式会社 92%、個人投資家 8%
敷地面積:約58,000平方メートル
(うち、ビューティケア新生産棟:4階建、敷地 約2,800平方メートル、延床 約8,600平方メートル)
事業内容:スキンケア製品、ヘアケア製品、衣料用洗剤、サニタリー製品などの生産

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