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丸運/経常利益は前年比54・3%増(平成30年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

平成30年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

単位・百万円  

           売上高   営業利益 経常利益  当期純利益

230年3月期第2四半期 23,899 6.5   354 64.4  410 54.3  248 210.2

29年3月期第2四半期 22,438 △4.5  215 △2.0  265 1.8   80 ―

(注)包括利益 30年3月期第2四半期  491百万円 (―%) 29年3月期第2四半期  △35百万円 (―%)

(略)

(1)経営成績に関する説明

当第2四半期連結累計期間のわが国の経済は、雇用情勢の改善による家計部門の所得の増加や株価の持ち直し 等を背景に消費者マインドが改善されたこと、また企業の設備投資の増加等による内需の伸びを主要因として堅 調に推移しました。 これら内需の伸びを背景に国内の貨物輸送総量も増加基調となっていますが、陸運業界では、価格競争激化に よる収益の低迷およびトラック乗務員や構内作業員の不足等の構造的な課題が依然として改善されておらず、厳 しい経営環境が続いています。 海外経済では、北朝鮮情勢と米国政治の混乱が世界経済への不安要素としてあるものの、米国経済は雇用情勢 の改善と設備投資の増加基調を背景に緩やかな景気拡大が続いており、ユーロ圏経済も雇用情勢の持ち直しと金 利低下による所得環境の改善から個人消費が堅調に推移し景気が緩やかに拡大、また中国経済も政策効果による 景気の持ち直しが続いており、我が国の輸出をとりまく環境は改善されつつあります。 このような状況下にあって、当社グループは長期経営ビジョン(毎年継続して2%以上成長)の達成のため に、「丸運イノベーション」の展開を図り、引き続き第二次中期経営計画を着実に遂行し、企業価値の向上に努 めています。 これらの結果、営業収益は、貨物輸送で既存顧客の取扱数量の増加、国際貨物で輸出取扱数量の増加、および 流通貨物で国内野菜の保管・配送業務が好調であったこと等を主要因として、前年同期比14億60百万円増の238億 99百万円となりました。 経常利益は、貨物輸送で軽油価格の上昇等によるコストアップ影響が一部であったものの、国際貨物での輸出 取扱数量が大幅に増加したことおよび流通貨物での国産野菜の配送・保管取扱数量増加等を主要因として、前年 同期比1億44百万円増の4億10百万円となりました。

セグメント別の業績概況は次のとおりであります。

《貨物輸送》

当部門では、トラック貨物輸送と保管貨物で既存顧客との取引拡大が図れたこと、および機工部門で重量品搬 入据付業務の大口取引を獲得できたこと等により増収となりましたが、軽油価格の上昇分を一部運賃に転嫁でき なかったことや関西地区での物流センター統廃合にともなう一時費用の発生等の影響により減益となりました。 これらの結果、営業収益は前年同期比4.9%増の119億36百万円、経常利益では前年同期比3.2%減の2億97百万 円となりました。 《潤滑油・化成品》 潤滑油事業は、主として京葉地区および関西地区での配送数量の増加により増収増益となりましたが、化成品 事業は、天候影響等で一部地域での配送数量が減少したことと一部作業受託部門での経費増加等の影響で減収減 益となりました。 これらの結果、潤滑油・化成品部門では、営業収益は前年同期比1.3%増の24億16百万円、経常利益は前年同期 比7.1%減の55百万円となりました。

《流通貨物》

当部門では、国産野菜が豊作であったことから保管・配送業務が大幅に増加したこと、また昨年度開所した神 奈川流通センターでのフローズンチルド流通加工事業、多温度帯通販事業および共同配送物流事業が順調に推移 したことから増収増益となりました。 これらの結果、営業収益は前年同期比45.5%増の4億25百万円となり、経常利益は前年同期比32百万円改善の 14百万円となりました。

《国際貨物》

当部門では、国内主要顧客の堅調な輸出を背景に海上貨物輸送および航空貨物輸送の取扱量がともに増加し、 海外事業でも丸運物流(天津)有限公司の重量品貨物輸送をはじめとした中国国内貨物輸送が好調に推移し取扱量 が大幅に増加しました。 これらの結果、営業収益は前年同期比24.3%増の33億24百万円、経常利益は前年同期比1億17百万円増の83百 万円と増収増益となりました。 また、本年8月10日に、ベトナムにおける物流事業の展開のためベトナムハノイ市に「有限会社丸運物流ベト ナム」を設立いたしました。今後は、日本・中国・ベトナムの3拠点間のクロスボーダー取引拡大を図ります。

《石油輸送》

当部門では、国内石油製品需要の減少影響等による輸送数量の減少はあったものの石油基地等の受託業務関係 収入が増加したことで増収となり、経常損益も改善しました。 これらの結果、営業収益は前年同期比1.5%増の57億70百万円となり、経常損益は前年同期比8百万円改善した ものの25百万円の経常損失となりました。

(略)

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