三菱ふそうトラック・バス/セブンイレブンと「EV配送車」の導入を開始 物流全般 2023.06.17 セブン‐イレブンと三菱ふそう2017年12月18日より「EV配送車」の導入を開始2018年夏までに25台を導入予定 株式会社セブン‐イレブン・ジャパン(東京都千代田区、代表取締役社長:古屋一樹、以下:セブン‐イレブン)と三菱ふそうトラック・バス株式会社(神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO:マーク・リストセーヤ、以下:三菱ふそう)は、2017年12月18日より、セブン‐イレブンの商品配送において、日本初※となる「EV配送車」の導入を順次開始いたします。また、2018年夏までに東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の8ヶ所に計25台の導入を完了する計画です。 セブン‐イレブンでは、時代やお客様ニーズの変化に合わせて、品揃えやサービスを拡充する中で、店舗や商品配送における環境への取り組みは大きな課題となっております。その中で、店舗においてLED照明やスマートセンサー等の最新設備の導入や、商品配送における環境配慮型車両の導入を進めてまいりました。今後も、少子高齢化の進行や女性の社会進出の増加、小売店舗の減少等、社会環境が大きく変化し、地域社会におけるセブン‐イレブン店舗へのニーズが益々高まる中、新たな環境負荷低減への取り組みを推進してまいります。 三菱ふそうは、今日の都市が抱える騒音や排出ガスの課題を解決する答えとして、電気小型トラック「eCanter」を開発しました。欧州での実用供試を通して、環境に優しく経済性に優れていることが証明されています。今回日本で発表した車両は、車両総重量7.5トンクラス、1.5時間(直流急速充電)/11時間(単相200V)の充電で航続距離は100km以上です。電気駆動システムには、モーター(最高出力135kW、最大トルク390Nm)と、高電圧リチウムイオンバッテリーパックを6個搭載しています。従来のディーゼル車と比較して、走行1万キロメートルあたり、最大1,000ユーロのコスト削減を可能にしました。 今後も、世界首位の自動車メーカーかつ、グローバル展開をする商業自動車の世界最大規模のメーカーダイムラーグループの中で小型トラックの開発やハイブリッド技術の開発の中心を担う三菱ふそうと、国内最大のコンビニエンスストア セブン‐イレブンが、お互いの知見を活かし、更なる環境負荷低減の取り組みを推進してまいります。 「EV配送車」の車両イメージ ■「EV配送車」の概要 (1) 寸法・重量 全長 5,935mm 全幅 1,995mm 全高 2,195mm 車両総重量 7,490kg 乗車定員 3人 (2) EV仕様 走行用モーター 種類 永久磁石式同期モーター 最高出力 135kW 最大トルク 390 Nm 走行用バッテリー 種類 リチウムイオンバッテリー 容量 11kWh x 6個 = 66kWh 定格電圧(高電圧) 365V 定格電圧(低電圧) 12V 最高速度 80 km/h 航続距離/ 1充電 約100 km 充電時間 (SOC 0-100%) 普通充電 単相200V, 30A: 約11時間 急速充電 CHAdeMO式(45kWの場合): 約1.5時間 充電ソケット形状は、乗用EV車と同様 ■今後の導入スケジュール 2017年12月18日より、「チルド共配日野センター」へ1台導入 残り24台は、2018年夏までに、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の8ヶ所の共配センターへ導入完了予定 ※量産化された小型EVトラックとしての導入は日本初の取り組み。また、電気式冷蔵機(東プレ製)を搭載した冷蔵のEVトラックとしては世界初の取り組み。 本件プレスリリースは、自動車記者クラブ、東京商工会議所・経済記者クラブ、流通報道記者会にお届けしております。