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佐藤食品工業/新米飯工場を建設

SCM・製造拠点 2023.06.17

サトウ食品、新米飯工場建設へ

~単独では国内最大規模のパックごはん生産拠点を整備~

~設備投資額40億円~

佐藤食品工業株式会社(本社/新潟市、代表取締役社長/佐藤元、以下「当社」)は、国内の包装 米飯の持続的な需要拡大を背景として、商品の供給体制および当社が独自に培ってきた包装米飯の 強みの双方を一層強化していくことを目的として、新潟県北蒲原郡聖籠町東港に新しい米飯工場 (以下「新工場」)を建設し、2019 年春から稼働させることといたしました。これにより、東港に おける当社生産拠点の包装米飯の生産量は、既存設備とあわせて国内最大規模となり、また当社全 体の包装米飯の生産能力も、現在の日産 83 万食から 103 万食へと大幅に伸長いたします。 当社は、1988 年に世界ではじめて無菌化包装米飯「サトウのごはん」を世に送り出して以来、「ご 家庭で炊いたごはんと変わらぬ美味しさ」をコンセプトとして生産の拡大と品質の追求に努めてま いり、これまでに多くのお客様から高い評価をいただいております。 この間、消費者の生活スタイルの変化とともに、包装米飯の需要は高まり続け、当社製品の発売 から 30 年の時を経た現在では、包装米飯は家庭での常備食としての地位を確立するに至り、今後 の更なる需要拡大が見込まれております。(「表1・グラフ1:サトウのごはん 売上の推移」参照) 当社における包装米飯の売上高も、昨年度通期では、前年比 7.9%増、本年度の第1四半期では 前年同期比 16.9%増と大幅な右肩上がりで推移しており、これらの伸長を勘案いたしますと、2年 後の 2019 年には、市場の需要が当社の供給量を上回ることが見込まれます。(「グラフ2:サトウ のごはん 需要と供給の推移」参照) こうした当社を取り巻く事業環境の変化を背景として、当社は今後も市場の需要に応えつつ持続 的な企業価値の向上を実現していくためには、包装米飯の一層の生産体制の強化が不可欠であると 考え、新工場を建設することといたしました。 新工場の建設にあたって当社は約 40 億円を投資し、フードセーフティ・フードディフェンスを 高めた安全性の向上、エネルギー効率化による環境負荷の軽減、工場エリア環境・生産環境の向上 などを実現することで、これまで以上に、高品質で安心・安全な製品を安定的に供給してまいりま す。

さらに、当社は少子高齢化が進む国内市場において将来的に米飯消費そのものの減少の可能性も 指摘される中、「日本のお米が持つ魅力」自体を幅広い世代に訴求していく活動も、包装米飯トッ プブランドとしての当社が果たしていくべき役割と考えております。そのため、現在の東港工場に おける見学者が年間2千人を超えている状況を踏まえ、新工場では今までより多くのお客様からご 訪問いただける「オープンファクトリー」機能を併設することにいたします。 当社では、これに対応できる設備・環境を整えることにより、新工場が国内外のお客様に日本の 米飯文化の魅力を発信する拠点となり、地域の活性化に繋がるものと考えております。

以上

■新工場の概要

名 称 佐藤食品工業株式会社 東港5丁目工場(仮称)

所 在 地 新潟県北蒲原郡聖籠町東港5丁目 626 番 23 ほか

敷 地 面 積 92,583 ㎡

工事着工日 2018 年1月(予定)

生産開始日 2019 年5月(予定)

生 産 能 力 日産 20 万食

年間 6,500 万食(年間 13,000t)

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