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エーアイテイー/経常利益は前年比9・7%増(平成30年2月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

平成30年2月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

単位・百万円  

          売上高   営業利益  経常利益 当期純利益

30年2月期第2四半期 11,931 17.7  706 10.3   764 9.7  516 9.9

29年2月期第2四半期 10,139 △0.5  640 △3.3  696 0.1  469 9.6

(注)包括利益 30年2月期第2四半期  458百万円 (72.7%) 29年2月期第2四半期  265百万円 (△41.1%)

(1)経営成績に関する説明

当第2四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、企業収益や雇用情勢が改善する中、個人消費にも持ち直しの 動きが見られ、景気は緩やかな回復基調で推移することとなりました。しかしながら、新興国や米国新政権の動向、 及び北朝鮮問題などの地政学的なリスク要因により、依然として先行き不透明な状況が続いております。 このような状況下、当社グループは、従来から行ってきたアパレルや日用雑貨を取扱う企業への営業活動に加え、 今まで取扱いの少なかった業種の貨物集荷に注力してまいりました。 これらの営業活動で、新規顧客の獲得及び大口顧客を始めとする既存顧客との取引拡大も図り、国際貨物輸送のみ ならず、通関や配送、国内外での3PL(サードパーティー・ロジスティクス)案件といった一貫輸送の提案型営業を 強化し、収益の拡大に取り組んでまいりました。 また、昨年8月、本年1月に設立した米国、台湾の現地法人それぞれが営業を開始し、本年4月に設立したベトナ ムの合弁会社も一連の設立手続きが完了し、当社グループ全体が連携しての国際貨物輸送サービスの更なる拡充を図 ってまいりました。 従来からの取り組みにより、国際貨物輸送の取扱高は、前年同期と比較して大口顧客を中心に堅調な伸びを示すこ ととなりました。一方で、大口顧客の売上総利益率が比較的低いことに加えて、海外から日本への輸入海上運賃の値 上げにより仕入コストが増加したことにより、売上総利益率は低下することとなりました。しかしながら、販売費及 び一般管理費の抑制等に取り組むことで、安定した利益の確保に努めてまいりました。 この結果、当第2四半期連結累計期間における営業収益は11,931百万円(前年同期比17.7%増)、営業利益706百万 円(前年同期比10.3%増)、経常利益764百万円(前年同期比9.7%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益516百万 円(前年同期比9.9%増)といずれも前年同期を上回ることとなりました。 セグメント別の業績は次の通りであります。 なお、前第3四半期連結会計期間において、米国における子会社(AIT International of America,Inc.)、前第4 四半期連結会計期間において、台湾における子会社(台湾愛意特国際物流股份有限公司)、及び第1四半期連結会計 期間において、ベトナムにおける合弁子会社(AITC LOGISTICS (VIETNAM) CO.,LTD.)の設立に伴い、「その他」を追 加してそれぞれの子会社を含めております。詳細につきましては、「2.四半期連結財務諸表及び主な注記(4)四 半期連結財務諸表に関する注記事項(セグメント情報等)」の「2.報告セグメントの変更等に関する事項」をご参 照ください。

①日本

一貫輸送の提案型営業の推進が奏功し、当第2四半期連結累計期間では、特に輸入海上貨物の取扱い、及び通関の 受注が堅調に推移することとなりました。その結果、海上輸送の取扱コンテナ本数は、輸入で97,991TEU(前年同期比 16.9%増)、輸出入合計で102,234TEU(前年同期比16.9%増)、通関受注件数は43,240件(前年同期比25.2%増)と 前年同期を上回ることとなりました。 以上のことから、日本における営業収益は9,873百万円(前年同期比19.7%増)、セグメント利益は504百万円(前 年同期比2.1%増)となりました。

②中国

人民元安の影響による円貨換算額の減少といった収益の低下要因はあったものの、日本向け貨物の増加が寄与し、 中国国内での通関や配送等といった輸送に関連する収益が増加したことで、営業収益は2,021百万円(前年同期比8.2 %増)と前年同期を上回ることとなりました。また、販売費及び一般管理費の抑制に努めたことで、セグメント利益 は235百万円(前年同期比59.2%増)となりました。

③タイ

日本向け貨物は増加基調にありますが、その絶対量が少ないことから、営業収益は27百万円(前年同期比25.2% 増)となり、一方で営業活動における費用が嵩んだ結果、セグメント損失は6百万円(前年同期はセグメント損失3 百万円)となりました。

④その他

昨年9月に米国子会社、本年2月に台湾子会社の設立手続きが完了し、本格営業を開始してまだ間もないことから、 営業収益への貢献は僅かに留まり、またベトナム合弁子会社は、開業に向けての準備段階であったことから営業収益 への貢献はなく、営業収益は9百万円、セグメント損失は26百万円となりました。 (注)TEU(Twenty-foot Equivalent Unit、20フィートコンテナ換算)とは、海上コンテナの数量を表す単位で、20 フィートコンテナ1個分を1TEUと計算します。

(略)

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