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豊田通商/グループ会社、サッポロインターナショナルと米国の果汁100%シャーベット事業を取得

SCM・製造拠点 2023.06.17

豊田通商グループ会社、サッポロインターナショナルと米国の果汁100%シャーベット事業を取得
~米国農務省の栄養摂取基準に沿った学校給食向け商品ラインを拡充~

豊田通商グループの豊田通商アメリカ(Toyota Tsusho America, Inc. 以下、TAI)と、サッポログループのサッポロインターナショナル株式会社は、両社が共同出資する米国果汁飲料メーカーのカントリーピュアフーズ社(以下、CPF)を介し、米国業務用シャーベット製造会社であるリッジフィールズ・ブランド・コーポレーション社(Ridgefield’s Brand Corporation, Inc. 以下、RBC)のシャーベット事業を取得することを決定しました。本件によりTAIは、サッポログループとともに、今後も北米飲料事業の拡大を目指していきます。

1. 契約について

サッポロインターナショナル傘下のCPFは、RBCのシャーベット事業に対する事業売買契約を2016年5月27日(日本時間)にRBCと締結しました。投資金額は約15億円で、投資比率はサッポロインターナショナルが51%、TAIが49%となります。

2. 契約を締結した理由

TAIとサッポロインターナショナルは、現在、米国PBチルド飲料メーカーであるシルバー・スプリングス・シトラス社(Silver Springs Citrus, Inc. 以下、SSC)および米国業務用果汁飲料メーカーであるCPFで果汁飲料事業を展開しています。

今回事業を取得するRBCは、主に米国内の学校給食向けのシャーベット商品を強みとして、現在全米28州に供給を行っています。米国農務省(USDA)は、学校給食を通して生徒が摂取すべき果実および野菜の基準量を定めており、それらの摂取基準の半量まではジュースや果汁100%シャーベットによる提供が可能としています。RBCは、独自のノウハウにより、アイスクリームのような滑らかな食感を実現した商品を投入して生徒の支持を獲得し、売上高は昨年までの4年間で約2倍の急成長を遂げています。今般、RBCのノウハウと商圏獲得を目的に同社の事業を取得し、CPFが主力事業の一つとする教育機関向けビジネスとのシナジー最大化を図ることで、学校給食市場でのシェア拡大を目指します。

RBC社 会社概要

社名
The Ridgefield’s Brand Corporation, Inc.
リッジフィールズ・ブランド・コーポレーション
所在地
米国 メリーランド州 モンゴメリー
事業内容
業務用果汁100%シャーベットの販売(学校給食や病院のカフェテリア中心)
生産拠点
無し、全て委託製造
経営業績
売上高 約14億円( 2015年12月期 )(注1)
創業
1993年
代表者
Thomas G Kaplan/ トーマス G カプラン

(注1) 1ドル=109.81円で換算(2016年5月27日現在)

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