商船三井/2022年ダイジェスト、プレスリリースへのアクセス数から見た商船三井を公表 物流全般 2023.06.17 商船三井2022年ダイジェスト~プレスリリースへのアクセス数から見た商船三井~ 2022年12月27日 当社グループは本年、経営計画「Rolling Plan 2022」サステナビリティ計画「MOL Sustainability Plan」を策定し、グループビジョン実現に向け、海運業を中心に様々な社会インフラ事業を展開し、環境保全を始めとした変化する社会のニーズに技術とサービスの進化で挑みました。 本年当社がプレスリリースしました案件のうち、ホームページを通じたアクセス数が多かったものを、「MOL Sustainability Plan」において”当社グループが事業を通じて優先的に取り組むべき社会課題”として特定した5つの「サステナビリティ課題(マテリアリティ)」に沿って、ご紹介します。 1. Safety & Value -安全輸送・社会インフラ事業を通じた付加価値の提供- 「安全品質」のさらなる向上の為、安全運航を支える組織体制の強化や、緊急対応訓練などを通じた安全運航の徹底に努めました。損益の安定性向上のため非海運事業を強化する「ポートフォリオ戦略」の取り組みとしては、不動産事業を営む「ダイビル」と、物流・港湾事業を担う「宇徳」を完全子会社化しました。また、「地域戦略」として、アジアを重点に海外での事業開発を積極的に進めると共に、海外でも非海運事業の強化を進めています。さらには、洋上風力・波力・海洋温度差といった再生可能エネルギー事業を推進し、さらなる付加価値を提供します。 AR航海情報表示システムが日本海事協会のイノベーションエンドースメント認証を取得 当社運航船2隻が2021年度「ベストクオリティーシップ賞」を受賞 ~ 安全運航への取り組みが日本水先人会連合会から評価される ~ 重大海難事故を想定した緊急対応訓練を実施 ~木材チップ船の日本沿岸における機関室の火災事故を想定~ ダイビル株式会社の完全子会社化の完了について 株式会社宇徳の完全子会社化の完了について モーリシャスにおける海洋温度差発電の実証要件適合性等調査がNEDO事業に採択 ~沖縄県久米島での実証設備運営への参画に加え、海洋再生可能エネルギーの早期実用化を目指す~ 台湾における洋上風力発電事業への出資参画について 台湾大彰化洋上風力発電所向け「アジア初の新造 SOV」が竣工 2. Environment -海洋・地球環境の保全- 2050年までのネットゼロ・エミッション達成を目指し、「商船三井グループ 環境ビジョン2.1」に基づいて、グループ総力をあげて低・脱炭素事業に取り組みました。今すぐ実現可能なGHG削減策としてLNG燃料船の建造を着実に推進すると共に、効率運航深度化を通じて運航時の燃料消費量削減を実現しました。また、海洋環境保全・生物多様性保護に繋がる活動も進めました。 LNGを主燃料とした大型船6隻の建造を決定 ~2030年までに「LNG燃料船90隻」を着実に推進~ LNG燃料自動車船4隻の追加建造を決定~2030年までに「LNG燃料船90隻」を着実に推進~ 中国海洋石油集団(CNOOC)向け新造LNG船6隻の長期定期貸船契約を締結LNGを主燃料とした大型船6隻の建造を決定 日本初のLNG燃料フェリー「さんふらわあ くれない」の命名・進水式を実施 ~2023年1月より大阪~別府航路に就航~ 効率運航深度化を通して当社運航船のGHG削減を促進する「EcoMOL Inc.」をフィリピンに設立 自動車船でカーボンオフセット航海を実施 ~欧州向け完成車海上輸送時のCO2排出量を相殺~ 藻場の再生保全支援を目的とした『Jブルークレジット』によるブルーカーボン・オフセットに参画 ~「世界初のEVタンカー」回航時CO2排出量とのオフセットを実施~ 3. Human & Community -人の活躍と地域社会の発展- 当社グループに関わる全ての人々との共生や地域社会の持続可能な発展に繋がる取り組みに注力しました。多様な個性と価値観を尊重し、一人ひとりが持つ能力を最大限に発揮し活躍できる企業グループとして、グループ共通の価値観・行動規範である「MOL CHARTS」の浸透を図りながら、事業活動を通じ、当社グループに関わる全ての人々との共生、地域社会の持続可能な発展・振興を目指します。 人的資本経営コンソーシアムに入会 茨城県大洗町と外国人人材活用による地域産業の活性化に関する覚書を締結 「神戸商船三井ビル」が竣工100年を迎える 認定特定公益信託「公益信託 商船三井モーリシャス自然環境回復保全・国際協力基金」が初年度助成対象プロジェクトを決定し、助成金給付を開始 海外クルーズの本格的な再開へ「にっぽん丸で航く モーリシャスプレシャスクルーズ」2022年12月に催行 4. Innovation -海の技術を進化させるイノベーション- クリーンエネルギーの導入と利用拡大に向けて、ネットゼロ・エミッション船実現に向けたアンモニア燃料船や液化CO2輸送船の開発に着手しました。また、風を推進力として活用する「ウインドチャレンジャー」搭載船1隻目の竣工などを通じて、船舶の省エネルギー化を推進しました。さらには安全運航に向けた自律運航技術の開発・導入、DXへの取り組みも本格化させました。 世界初のウインドチャレンジャー搭載石炭輸送船「松風丸」の竣工について 世界初、商業運航コンテナ船の無人運航実証実験に成功! 「デジタルトランスフォーメーション銘柄(DX銘柄)2022」に選定 アンモニアを燃料とするネットゼロ・エミッション外航液化ガス輸送船の建造に向けた共同開発を開始 「アンモニア・液化CO2兼用輸送船」のコンセプトスタディを完了 5. Governance -事業を支えるガバナンス・コンプライアンス- 当社グループが本年定めたサステナビリティ計画「MOL Sustainability Plan」を通じて、コーポレートガバナンスの充実およびコンプライアンスを強化しました。 当社グループ経営における透明性を確保し、事業活動を通じた社会課題への取り組みの基盤の構築、また、人権や安全・環境に配慮した持続可能なバリューチェーンの構築を目指します。 サステナビリティ計画「MOL Sustainability Plan」の策定 商船三井グループ 人権方針の策定 商船三井グループ 調達基本方針の改定および取引先調達ガイドラインの策定 上記に掲載していないプレスリリースも当社ホームページ「プレスリリース 2022年」にございますので、是非ご覧ください。 商船三井は、2023年も安全を第一に、全てのステークホルダーから信頼される企業グループを目指し事業を推進してまいります。