SkyDrive/計測ソリューションを提供する東陽テクニカと協業 物流システム 2023.06.17 SkyDrive社、計測ソリューションを提供する東陽テクニカと協業 ~評価試験および計測機器類のシステム構築に関する知見共有により開発強化~ 「空飛ぶクルマ」(※1)および「物流ドローン」を開発する株式会社SkyDrive(本社:愛知県豊田市、代表取締役CEO 福澤知浩、以下「当社」)は、株式会社東陽テクニカ(本社:東京都中央区、代表取締役社長 高野俊也、以下「東陽テクニカ」)とサポーター契約(※2)を締結し、東陽テクニカより同社が取り扱う計測機器やシステム構築のスペシャリストが当社に出向する形で、2022年12月に協業を開始した事をお知らせします。 東陽テクニカの出向社員の方がプロペラベンチ試験のシステム検討する様子 東陽テクニカの出向社員の方がプロペラベンチ試験のシステム検討する様子 設計開発中の「空飛ぶクルマ」の商用機「SD-05」 ■契約締結の背景 当社は、「100 年に一度のモビリティ革命を牽引する」をミッションに、「日常の移動に空を活用する」未来を実現するべく、「空飛ぶクルマ」と 30kg 以上の重量物を運搬できる「物流ドローン」を開発しております。2019年に日本で初めて『空飛ぶクルマ』の有人飛行に成功し、現在2人乗りの機体を開発しています。2025年に大阪ベイエリアにおいて『空飛ぶクルマ』を利用したサービスの開始を目指しています。 東陽テクニカは、情報通信や次世代自動車開発、環境エネルギー、EMC(電磁両立性)、情報セキュリティなどさまざまな事業分野で最先端の計測ソリューションを提供し、脱炭素社会を実現するための新たな技術開発や評価試験を支援しています。 このたび、東陽テクニカは事業を通して培った知見や技術を活かし、エアモビリティ産業における安全性の確保やインフラ整備を目指して、当社と「サポーター契約」を結ぶ運びとなりました。 当社が開発中の『空飛ぶクルマ』の実用化に向けて、東陽テクニカからは操縦性や乗り心地などの性能をはじめ、振動騒音、安全性や耐久性等における研究・開発に使われる計測と解析、実験データの管理に関する機器やソリューションを提供いただき、エアモビリティ社会の実現を共に目指してまいります。 ■各コメント株式会社東陽テクニカ 代表取締役社長 高野 俊也 様 次世代モビリティとして期待が高まる「空飛ぶクルマ」の事業実現に向けて、弊社エンジニアが参画する機会に感謝するとともに、大変楽しみにしています。弊社が長年培ってきた計測や解析に関する知見、技術を活かしてSkyDrive社様の挑戦を全力で支援し、弊社も共に挑戦を続けてまいります。 株式会社SkyDrive 代表取締役CEO 福澤 知浩 この度は、計測ソリューションを提供されている東陽テクニカ様に、エアモビリティ社会を実現するサポーターとしてご支援いただけることとなり、大変ありがたく思います。安全性確保やインフラ整備は、空飛ぶクルマの実現において、必須事項であり、弊社社員と一緒に事業開発を進めてくださることになり、非常に心強いです。協業により、空飛ぶクルマの安全性を高めて参ります。 ※1 空飛ぶクルマとは:明確な定義はないが、「電動」「自動(操縦)」「垂直離着陸」が一つのイメージ。諸外国では、eVTOL(Electric Vertical Take-Off and Landing aircraft)や UAM(Urban Air Mobility)とも呼ばれ、新たなモビリティとして世界各国で機体開発の取組がなされている。モビリティ分野の新たな動きとして、世界各国で空飛ぶクルマの開発が進んでおり、日本においても 2018 年から「空の移動革命に向けた官民協議会」が開催され、2030 年代の本格普及に向けたロードマップ(経済産業省・国土交通省)が制定されている。引用元:国土交通省(令和 3 年 3 月付) https://www.mlit.go.jp/common/001400794.pdf引用元:経済産業省(令和 4 年 3 月付)https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/air_mobility/pdf/008_01_02.pdf ※2 サポーター契約とは:株式会社 SkyDrive におけるサポーター契約とは、契約締結企業から部品割引や工数提供という形で支援をいただきながら、空の産業革命をともに創造していくプログラム。サポーター契約に関するお問い合わせ先: info@skydrive.co.jp (株式会社 SkyDrive 広報) ≪株式会社東陽テクニカ 概要≫設立:1953年9月代表者:代表取締役社長 高野俊也URL:https://www.toyo.co.jp/所在地:本社:東京都中央区八重洲一丁目1番6号事業内容:東陽テクニカは、1953年の創立以来、最先端の”はかる”技術のリーディングカンパニーとして、技術革新に貢献してまいりました。その事業分野は、情報通信、自動車、エネルギー、EMC(電磁環境両立性)、海洋、ソフトウェア開発、ライフサイエンス、セキュリティなど多岐にわたります。5G通信の普及、クリーンエネルギーや自動運転車の開発などトレンド分野への最新の技術提供に加え、独自の計測技術を生かした自社製品開発にも注力し、国内外で事業を拡大しています。最新ソリューションの提供を通して、安全で環境にやさしい社会づくりと産業界の発展に貢献してまいります。 ≪株式会社SkyDrive 概要≫設立:2018年7月代表者:代表取締役CEO 福澤知浩URL:https://skydrive2020.com/所在地:豊田本社:愛知県豊田市挙母町2-1-1 豊田開発センター:愛知県豊田市西中山町山ノ田20-2 豊田テストフィールド:愛知県豊田市足助地区 東京オフィス :東京都新宿区 大阪オフィス :大阪府大阪市北区梅田1-3-1-800号 大阪駅前第1ビル8階事業内容:「100年に一度のモビリティ革命を牽引する」をミッションに、「日常の移動に空を活用する」未来を実現するべく、2018年7月に設立、「空飛ぶクルマ」及び「物流ドローン」を開発しています。「空飛ぶクルマ」の開発においては、国内で唯一、有人飛行試験を実現し、官民協議会の構成員として制度設計にも関与しております。30kgの荷物を運搬可能な「物流ドローン」は、山間部を中心とした作業現場で活用いただいています。「空飛ぶクルマ」は、現在2人乗りの機体を開発中、2025年に大阪ベイエリアでのサービス開始を目指しております。