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サントリーフラワーズ/商品開発・生産の新拠点を設立

SCM・製造拠点 2023.06.17

サントリーフラワーズ(株)が商品開発・生産の新拠点を設立

― 滋賀県東近江市に「サントリーフラワーズ イノベーションフィールド」を設立 ―

 サントリーフラワーズ(株)は、花・野菜事業の商品開発・生産の拠点、「サントリーフラワーズ イノベーションフィールド」(滋賀県東近江市)を新たに設立しました。

 サントリーフラワーズ(株)は2002年の会社設立以来、花苗・野菜苗の販売を中心に事業を拡大し、現在では30以上の国と地域に展開しています。今回新たに設立する拠点は、「新価値創造」「サステナビリティ経営」などをコンセプトに、さらなる商品開発・生産の強化を図るものです。
 同拠点では、新品種の開発や、世界中で販売される商品の元となる株の生産を行います。今後、同拠点を起点にさらに多くの商品を送り出し、花・野菜を通じてお客様の心に潤いと感動をお届けすることを目指します。

●「サントリーフラワーズ イノベーションフィールド」の特長
(1)最新技術を活用した商品開発・生産の効率化
温度や湿度、日射量をモニタリングし、スマートフォンから遠隔で温室環境を管理できるシステムや、画像解析AIを搭載した挿し木※1ロボットなどを用い、商品開発・生産の効率を高めます。ほかにもLEDを活用した温室を導入し、日照不足などの環境要因の影響を受けない生育を行います。

※1 植物の枝や葉を切り取り、他の場所で根付かせることで、同種の植物の数を増やすこと

(2)環境負荷低減に向けた取り組み
サステナブルな事業活動の推進のために、環境負荷低減に向けたさまざまな取り組みを行います。重油などを用いた暖房でなく、電力による空調での温室の管理、ソーラーパネルの設置による自家発電、再生エネルギー由来の電力の使用などを通じ、温室効果ガス排出量を実質ゼロにすることで、年間800トンの排出削減※2を実現します。また、温室の一部で、植物の生育に必要な水を循環させ再利用する、エブ&フロー方式の潅水システムを導入。導入するエリアでは、約80%水使用量を低減※3します。 

※2 一般的な重油などを用いた暖房設備の排出量との比較

※3 エブ&フロー方式の潅水システムを導入しない場合との比較

■サントリーフラワーズ(株)代表取締役社長
鎭守泰蔵 コメント
サントリーフラワーズ(株)の設立20年を迎える記念の年に、新たな商品開発・生産の拠点となる「イノベーションフィールド」を開設できたことを嬉しく思います。温室効果ガス排出量実質ゼロを実現するこの拠点から、お客様の心に潤いと感動をもたらす花や野菜を生み出し、世界中に届けていきます。

 

― 記 ― 

【建築概要】
▼名称 サントリーフラワーズ イノベーションフィールド
▼所在地 滋賀県東近江市北菩提寺町905
▼敷地面積 約36,000m2
うち、温室約8,700m2、圃場約12,000m2
▼竣工 2022年12月
▼主な生産品目 「サフィニア」、「サンパラソル」、「プリンセチア」等

以上

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