三井倉庫ホールディングス/「令和4年度モーダルシフト最優良事業者賞(大賞)」を受賞 グリーン物流(環境) 2023.06.17 「令和4年度モーダルシフト最優良事業者賞(大賞)」を受賞 ~日本物流団体連合会「モーダルシフト取り組み優良事業者公表・表彰制度」において~ 2022.12.7 三井倉庫ホールディングス株式会社 三井倉庫ホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:古賀 博文、以下「当社」)は、一般社団法人日本物流団体連合会が主催する「モーダルシフト取り組み優良事業者公表・表彰制度」において、「令和4年度モーダルシフト最優良事業者賞(大賞)」を受賞しましたので、お知らせします。この表彰は、物流業界における環境負荷低減及びトラックドライバーの労務環境改善の観点から、他の模範となる取り組みを広く社会に紹介し、業界全体の同取り組みに対する意識向上やモーダルシフトをさらに促進しようとするものです。今回「新規開拓部門」として応募した当社の「建設機械の海上輸送へのモーダルシフト」が16件13社の候補案件の中から、最優秀となる大賞を受賞しました。本取り組みは、当社、三井倉庫株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:久保 高伸)、三井倉庫九州株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:重村 篤志)の3社が共同で実施、実現したものとなります。 表彰式の様子 12月6日(火)に行われた表彰式の様子。左:日本物流団体連合会、池田潤一郎会長。右:三井倉庫ホールディングス、伊藤智光執行役員(戦略営業・事業開発担当) 取り組みの概要 当社グループの顧客である建設機械(以下、建機)メーカー様は、福岡の工場から日本全国へ建機を出荷しておりますが、特に北海道向け等の長距離輸送においては、CO2削減への要望はもとより、建機自体の輸送取り扱いができるトラック車種・ドライバーが限られている中で、今後の安定的な輸送サービスの継続を危惧されておりました。本取り組みでは当社が輸送スキーム全体を各種調整し、重量があり、背も高いため、通常のコンテナやウィングトレーラーに積載することが困難な建機を自走させて積み卸しを行い、RORO 船を2回乗り継ぐ体制を構築することに加え、建機の種類に応じたラッシング(貨物固定)荷役の実施、お客様からの輸送オーダー単位の調整協力をいただくことなどにより、輸送工程全体の 90%以上を海上輸送へモーダルシフト化することに成功いたしました。 取り組みイメージ図 取り組みによる効果 CO2排出量を年間で対トラック輸送と比較して56.8ton (69.7%)削減 ドライバーの運転時間拘束 928時間(76.2%)削減 当社グループは、お客様の持続可能なサプライチェーン構築をサポートする 「三井倉庫SustainaLink」サービスの展開を通じ、お客様のサプライチェーンを持続可能なものにするという視点で、これからも物流全体のサステナビリティ向上・進化に貢献するための様々なソリューションの提供を推進してまいります。