NTTロジスコ/「ロジスティクスDXソリューション」のアップデート 物流システム 2023.06.17 「ロジスティクスDXソリューション」のアップデートについて 2022年12月1日 株式会社NTTロジスコ(代表取締役社長:中江康二、本社: 東京都大田区、以下「NTTロジスコ」)は、2022年3月に提供開始した 「ロジスティクスDXソリューション」 のアップデートをしましたのでお知らせします。 背景及び目的近年の需給変動への対応は、「多頻度小口」による納品が進められる一方で、行き過ぎた「多頻度小口」の取り組みにより、商品のハンドリングや輸配送などに負担がしわ寄せされ、全体として非効率な状況に陥っています。今回、お客様の納品を「多頻度小口」から「適頻度適量 ※1」に進化させるべく、「ロジスティクスDXソリューション」のアップデートを行いました。 AI等の先端技術・現場で得た気づき・データアナリシスを融合することにより、「ロジスティクスDXソリューション」が「適頻度適量」納品を実現します。この取り組みにより、お客様の需給変動への対応力を維持しつつ、物流の平準化や荷扱いの効率化等を実現し、社会的な課題となりつつある「物流危機」への対応力の更なる向上を目指します。 ※1 「適頻度適量」納品とは在庫コストと物流コストを最小化することを目的として、最適な頻度・量で納品する考え方です。データ分析に加え、一般的に算出が困難とされる梱包箱内での充填率やトラックの積載率による物流の効率やコストの変動についても、現場で得た気付きを加味して算出します。 アップデートの内容について (1) 概要 本ソリューションは、物流業務に加えて、お客様の発注補充計画の提案から、発注補充の実行業務の代行、サプライヤーとの調整代行までをトータルで支援するBPO ※2 サービスです。今回、物流現場とのデータ連携機能を強化し、物流平準化のロジックを見直すアップデートを行ったことにより、「適頻度適量」 納品を可能としました。日々の実績データに基づき、将来の需給変化をシミュレーションし、商品毎の特性や荷姿、配送時の積載率など物流効率化に向けた現場の気づきを加味して、拠点毎・商品毎に適切な納品頻度と納品量を設定します。※2 BPO:Business Process Outsourcingの略。業務プロセスをまとまった単位で継続的に外部の専門企業に委託すること。 (2) 「適頻度適量」納品の実現方法 ①適切な在庫基準や納品頻度、納品量を設定 納品先毎商品毎の需要や供給の特性、商品の特性に応じて、在庫基準・発注方式をシミュレーションし策定 複数案を①欠品率、②物流コスト、③店舗での商品陳列コスト・バックヤード保管スペース等の観点でシミュレーションし、比較検証 ②需給の変化を毎日チェック、適切なタイミングで適切な量を納品 将来の需給変化をシミュレーションし、将来にわたる欠品リスク、滞留在庫のアラート発出 トラック、倉庫など物流インフラのキャパシティを考慮した前倒し納品による荷量の平準化 ③現場での気づきを踏まえた改善提案 現品及び物流現場を視察し荷姿、荷扱ロット等の改善を提案 在庫回転率、トラック積載率や梱包充填率等の指標を踏まえた納品頻度、納品量への改善提案 「適頻度適量納品」納品を実現する「ロジスティクスDXソリューション」 「ロジスティクスDXソリューション」概要図 NTTロジスコは、経営ビジョン「私たちはお客様の物流を進化させ続け、お客様と社会に美しく透明な流れをつくる会社です」の実現に向けて、今後も「お客様にご満足いただける安全かつ最先端の物流」を提供し「お客様のSC最適化に貢献」するサービス、ソリューションをご提供いたします。 ▼ ロジスティクスDXソリューション(NTTロジスコ公式Webサイト)https://www.nttlogisco.com/service/dxsolution/