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栗林商船/13億1200万円の経常黒字化(令和5年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

令和5年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

           売上高   営業利益 経常利益 当期純利益

5年3月期第2四半期 24,987 15.2  1,069 -   1,312 -  916 -
4年3月期第2四半期 21,696 8.9   △372 -  △108 -  △290 -
(注) 包括利益 5年3月期第2四半期 498百万円( -%) 4年3月期第2四半期 △238百万円( -%)  

(略)

1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の経済への影響が縮小する中、資源価格の上昇は続いているものの、消費、設備投資等の回復が続いています。
海外経済は、米欧がインフレや利上げにより減速し、景気後退の懸念が高まるほか、中国は感染再拡大や不動産市場の調整により回復が一服しています。
この様な経済情勢の中で当社グループは、海運事業では、北海道航路において、配船の見直しによる合理化、効率化を行ったことから、太宗貨物であった紙製品の貨物輸送量は減少しているものの、雑貨市況の上昇が続いたこともあり、堅調に輸送量は増加し、増収、増益となりました。近海航路では、燃料油価格や近海船の傭船料が高い水準にあるものの、市況は安定して推移したことから、三国間定期航路は堅調に推移しました。ホテル事業においては、旅行支援制度の継続や政府から「With コロナに向けた政策の考え方」が示されたこと等から、宿泊客数は前年より回復しているものの、新型コロナウイルス感染症の第7波の影響により集客が伸び悩む時期があり、厳しい経営環境は継続しています。
不動産事業においては概ね順調に推移しております。
以上の結果、売上高が前年度に比べて32億9千万円増(15.2%増)の249億8千7百万円、営業利益が前年度に比べて14億4千1百万円増の10億6千9百万円、経常利益が前年度に比べて14億2千1百万円増の13億1千2百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が前年度に比べて12億6百万円増の9億1千6百万円となりました。
セグメントの状況は、以下のとおりであります。
(海運事業)
新型コロナウイルス感染症の影響による落ち込みから経済は回復基調にある中、配船の見直しによる合理化、効率化が功を奏し、紙製品を中心に全体の貨物輸送量は減少しているものの、雑貨の輸送量が前年を大きく上回り、鋼材や車両等の市況も堅調に推移したことから増収、増益となりました。近海航路においては、燃料油価格や近海船の傭船料が高い水準にあるものの、市況は安定して推移したことから、三国間定期航路は堅調に推移し、増収、増益となりました。
これらの結果、売上高は前年度に比べて23億6千4百万円増(11.1%増)の235億6千9百万円、営業費用が前年度に比べて12億9千9百万円増(6.1%増)の225億8千6百万円、営業利益は前年度に比べて10億6千4百万円増の9億8千2百万円となりました。
(ホテル事業)
旅行支援制度の継続や9月に政府から「With コロナに向けた政策の考え方」が示されたこと等から、宿泊客は前年より回復しているものの、新型コロナウイルス感染症の第7波の影響により集客の伸び悩みもあるなど、依然として厳しい経営環境となっています。
これらの結果、売上高は前年度に比べて4億8千3百万円増(233.5%増)の6億9千1百万円となり、営業費用は前年度に比べて2億1千9百万円増(40.2%増)の7億6千7百万円、営業損失は前年度に比べて2億6千3百万円減の7千6百万円となりました。
(不動産事業)
前年度と同様に順調に推移し、売上高は前年度に比べて1百万円増(0.3%増)の3億3千9百万円となり、営業費用は前年度に比べて4百万円減(2.1%減)の2億2千7百万円、営業利益は前年度に比べて5百万円増(5.7%増)の1億1千1百万円となりました。

(略)

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