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サンリツ /経常利益は前年比15・4%増(2023年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2023年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

            売上高  営業利益  経常利益 当期純利益

2023年3月期第2四半期 9,969 14.1  566 △9.2  776 15.4   542 12.7
2022年3月期第2四半期 8,737 23.7  624 203.4  672 297.0  480 182.1
(注)包括利益 2023年3月期第2四半期 831百万円 (43.9%) 2022年3月期第2四半期 578百万円 (228.3%) 

(略)

1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
 当第2四半期連結累計期間におけるわが国の経済状況は、ウクライナ情勢の影響によるエネルギー価格の高騰及び世界的な金融引き締めによる急激な円安の進行を要因とした原材料価格の高騰に加え、海外経済の下振れが懸念されるなど、景気の下押し要因が存在しましたが、経済活動の正常化が進むことで底堅く推移いたしました。
 物流業界におきましては、国際貨物は、世界経済は持ち直しているものの、中国での経済活動の制限が下押し要因となり、輸出量はおおむね横ばいに推移いたしました。また、国内の経済活動の正常化が進んだことで輸入量は持ち直しの動きがみられました。国内貨物は、原材料価格の高騰による下振れリスクはあったものの、個人消費の持ち直しの動き及び部品不足の緩和を背景に消費関連貨物及び生産関連貨物を中心に輸送量はおおむね横ばいに推移いたしました。
 このような事業環境の中、当グループは、2021年5月に策定した2ヵ年の中期経営計画(2022年3月期~2023年3月期)の達成に向けて、中・長期的ビジョン「オペレーションからソリューションへ」のもと、グループ一丸となって取り組んでまいりました。
 この結果、一部製品では部品不足のため、荷量が低調に推移いたしましたが、前年に復調した工作機械の取扱いが引き続き好調に推移したため、売上高は増加いたしました。営業利益につきましては、原材料価格の高騰による材料費の値上がり分について、顧客への価格転嫁や使用資材の見直しによるコスト削減等に努めたものの、原材料価格の高騰分を補うことができなかったことに加え、事業基盤強化のため、人材の確保を積極的に行ったことにより、販売費及び一般管理費が増加したことで減少いたしました。
 なお、経常利益は、営業外費用でデリバティブ評価損46百万円を計上いたしましたが、急激な円安の進行の影響を受け、主に子会社に対する長期貸付金において発生した為替差益2億57百万円を営業外収益に計上したことにより、増加いたしました。また、国内子会社において、投資有価証券を1銘柄売却したことにより、投資有価証券売却益として、特別利益7百万円を計上する一方、2022年6月2日に埼玉県で発生した雹害の災害保険金収入として、特別利益32百万円、被害のあった事業所の修繕費用を災害による損失として、特別損失29百万円を計上いたしました。
 以上の結果、当第2四半期連結累計期間の業績は、売上高99億69百万円(前年同期比14.1%増)、営業利益5億66百万円(前年同期比9.2%減)、経常利益7億76百万円(前年同期比15.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益5億42百万円(前年同期比12.7%増)となりました。
 セグメントの業績は次のとおりであります。
①梱包事業部門
 前年に復調した工作機械の取扱いが引き続き好調に推移したため、売上高は増加いたしました。
 セグメント利益につきましては、原材料価格の高騰による材料費の値上がり分について、顧客への価格転嫁や使用資材の見直しによるコスト削減等に努めたものの、原材料価格の高騰分を補うことができなかったことに加え、販売費及び一般管理費が増加したため、減少いたしました。
 この結果、当該部門の業績は、売上高73億96百万円(前年同期比17.8%増)、セグメント利益7億34百万円(前年同期比7.6%減)となりました。
②運輸事業部門
 前年に復調した工作機械の取扱いが引き続き好調に推移したため、売上高、セグメント利益ともに増加いたしました。
 この結果、当該部門の業績は、売上高12億30百万円(前年同期比6.7%増)、セグメント利益1億4百万円(前年同期比21.0%増)となりました。
③倉庫事業部門
 顧客の撤退に合わせた外部賃貸倉庫の解約の影響があったものの、半導体製造装置の取扱いが好調に推移したため、新たに外部賃貸倉庫を契約したことにより、売上高、セグメント利益ともに増加いたしました。
 この結果、当該部門の業績は、売上高12億3百万円(前年同期比0.9%増)、セグメント利益2億71百万円(前年同期比4.3%増)となりました。
④賃貸ビル事業部門
 本社ビルの空室に客付けを行ったことにより、稼働率が上昇したことで、売上高、セグメント利益ともに増加いたしました。
 この結果、当該部門の業績は、売上高1億39百万円(前年同期比20.9%増)、セグメント利益45百万円(前年同期比88.6%増)となりました。 

(略)

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