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国土交通省/4産業合計の出荷1件当たりの貨物量(流動ロット)は1件あたり平均0.70トンで小ロット化進む(第11回全国貨物純流動調査(物流センサス)の調査結果(速報))

物流全般 2023.06.17

第11回全国貨物純流動調査(物流センサス)の調査結果(速報)について
~ 我が国における貨物の流動状況について速報結果を公表します ~

令和4年10月28日

4産業合計の出荷1件当たりの貨物量(流動ロット)は、平均0.70トン/件で、小ロット化が進んでいます。

 
 「全国貨物純流動調査(通称:物流センサス)」は、貨物の出発地点から積み替えを経て到着地点までの
流動(純流動)を把握するため、荷主側(鉱業、製造業、卸売業及び倉庫業の4産業)から貨物の動きを捉えた
統計調査として、昭和45(1970)年以来、5年ごとに実施してきました。
 本調査におきましては、新型コロナウイルスの 感染拡大 が集計作業に 影響 する恐れがあり、1 年延期して
おりましたが 、今回より非接触で集計可能な 電子回答を 調査の主体といたしました。これにより、前回調査と比べ、
1 事業所から提供いただく情報量が増加し、調査全体として得られた情報量が約 1.6 倍となりました。
 今般、令和3(2021)年に実施した第11回全国貨物純流動調査の速報結果について別紙の通り取りまとめました。

 
1.速報の概要
 速報結果のうち、主な結果は以下のとおり。なお結果の詳細については、別紙「第11回全国貨物純流動調査
(物流センサス)の調査結果(速報)」
のとおり。

(1)産業別年間出荷量
・2021年調査における全国貨物純流動量(2020年度の年間出荷量:23億2千万トン)は、
 2015年調査(2014年度の年間出荷量:25億3千万トン)に比べ約8.2%減少した。
・産業別の出荷量の推移は、2015年調査と比べ、倉庫業が15.4%の増加となっている一方で、
 鉱業は13.4%、製造業は9.6%、卸売業は13.6%の減少となった。

(2)年間出荷量の発地域構成
・2021年調査における発都道府県別では愛知県が最も出荷量が多く、伸び率では岩手県、
 宮城県、高知県で高くなっている。

(3)出荷1件当たりの貨物量(流動ロット)
・2021年調査での4産業計の出荷1件当たりの貨物量(流動ロット)は、平均0.70トン/件で、
 2010年調査以前と同様に小ロット化の傾向となった。  

2.最終結果の公表スケジュール(予定)
 令和5年春頃を目処に最終結果を公表予定。
 
3.参考(過去の調査結果)
 これまでの物流センサスの調査結果については、以下のURLで公表をしておりますので、併せてご覧ください。
  URL:http://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/transport/butsuryu06100.html

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