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プロロジス/スタートアップ企業支援でつくば市と協定を締結

物流不動産・施設 2023.06.17

プロロジス、スタートアップ企業支援でつくば市と協定を締結

物流施設併設のインキュベーション施設を初開設

プロロジスは、10月14日に茨城県つくば市と、つくば市のスタートアップ推進に関する協定を締結し、同日、つくば市役所内において協定締結式を執り行いました。

 

物流不動産の所有・運営・開発のリーディング・グローバル企業であるプロロジス(日本本社:東京都千代田区丸の内、代表取締役会長 兼CEO:山田 御酒)は、10月14日に茨城県つくば市(市長:五十嵐 立青)と、つくば市のスタートアップ推進に関する協定締結し、同日、つくば市役所内において協定締結式を執り行いました。
 

■ 協定概要と「inno-base TSUKUBA(イノベース ツクバ)」について

プロロジスとつくば市はこの度、「つくば市とプロロジスとのスタートアップ推進に関する連携協定」を締結しました。これは、つくば市のスタートアップ推進に関し、両者が相互に連携し、互いの持つ資源を活かした事業に協働して取り組むことにより、つくば市における地域社会及び地域経済の持続的な発展に寄与することを目的とした取り組みです。

連携協定の主な内容

  •  つくば市スタートアップ登録制度」登録企業の「inno-base TSUKUBA(イノベース ツクバ)」の利用
  •  「inno-base TSUKUBA(イノベース ツクバ)」利用者のつくばスタートアップパークの利用の特例
  •  連携イベントの実施
  •  実証実験の協力

プロロジスは、2023年に竣工予定の「プロロジスパークつくば3」の敷地内に、オフィス、シェア倉庫、さらには実証実験エリアを備えたインキュベーション施設「inno-base TSUKUBA(イノベース ツクバ)」を初開設します。同施設は2023年4月に開所予定で、物流施設に併設して、スタートアップの事業成長にも寄与する小型オフィス・実証実験エリア・シェア倉庫をあらかじめ整備し、提供するのは当社では初めての取り組みです。

「inno-base TSUKUBA(イノベース ツクバ)」の企画・運営は、起業支援のプロフェッショナル集団として数多くの実績を持つ株式会社ツクリエ(本社:東京都千代田区、代表:鈴木 英樹)に委託し、物流業界のみならず、最新技術の実証実験や新製品の評価・検証の場所を必要とするアーリーステージのスタートアップ企業の利用を促します。

なお、「プロロジスパークつくば3」は株式会社ZOZO(本社:千葉県千葉市、代表取締役社長兼CEO:澤田 宏太郎)の専用(BTS型)物流施設として賃貸借契約を締結しており、物流拠点「ZOZOBASEつくば3」として、満床で稼働開始予定です。
 

inno-base_TSUKUBA 実証実験エリア 完成イメージinno-base_TSUKUBA 実証実験エリア 完成イメージ

inno-base_TSUKUBA 共用ラウンジ 完成イメージinno-base_TSUKUBA 共用ラウンジ 完成イメージ

「inno-base TSUKUBA」ウェブサイト:www.inno-base.prologis.co.jp

■協定締結の背景

プロロジスは、これまでにも、カスタマーサービスの向上および業界が直面する課題への挑戦を目的に、コンサルティングサービスや、DX(デジタルトランスフォーメーション)による物流効率化支援などの顧客の課題解決に寄与するソリューションを提供してきました。つくば市との協定締結を通じて、業界に革新的な変革をもたらす可能性のあるスタートアップ企業に対し、よりビジネスの現場に近い環境で開発ができる場所を提供することで、事業の早期立ち上げを支援し、顧客の事業伸長に貢献する新たなイノベーションの普及を加速させてまいります。

なお、プロロジスは米国本社においても、ロジスティクスに革命をもたらす新たな技術と顧客の橋渡しをするための研究開発チーム「Prologis Labs」を結成し、最先端技術を有するスタートアップ企業に稼働中の物流施設内での技術検証、評価、応用研究など、さまざまな機会を提供しています。

また、2016年に創設した「Prologis Ventures」を通じて、ベンチャー投資や新しいビジネスモデルの企業支援を循環させることで顧客主導のイノベーションを推進し、顧客の課題解決とグローバル・サプライチェーンの変革に寄与することを目指しています。

■「プロロジスパークつくば3」の開発地

「プロロジスパークつくば3」の開発地は、圏央道と常磐道のクロスポイントに位置しています。圏央道「つくば中央」ICからわずか2.0㎞、常磐道「谷田部」ICから約5.8㎞の地点に立地しているため、北関東方面への配送に加えて、圏央道を利用して都心部を経由することなく東西広域および東日本全域をカバーすることが可能になり、広域戦略拠点としても活用可能な物流適地です。

つくばエリアの中心駅であるつくばエクスプレス線「研究学園」駅より約1.3㎞と通勤利便性にも優れています。また、浸水や液状化の可能性が極めて低く、周辺に活断層がないことから、事業継続計画(BCP)の観点からも優れた立地です。施設計画としても、非常時の発電機燃料として地下に大型オイルタンクを備える予定です。地下オイルタンクの設置により、防災センターや入居企業の事務所エリアなどへ最大約7日分の電力供給が可能となり、供給量が大幅に向上します。備蓄燃料は、震災等による停電時に、施設入居企業へ提供するほか、プロロジスが運営する周辺の物流施設への移送も想定しています。さらに、断水時にも約30日間トイレが使用できるよう給水設備を整える予定です。

なお、プロロジスはこれまでに、つくば市内において株式会社ZOZOの専用(BTS型)物流施設として「プロロジスパークつくば1-A」「プロロジスパークつくば1-B」「プロロジスパークつくば2」の3棟の施設を開発しています。「プロロジスパークつくば3」は、「ZOZOBASEつくば3」として、これらの既存施設と合わせて株式会社ZOZOのファッションEC配送における基幹拠点のひとつとなる予定です。

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