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国土交通省/造船業のDXに繋がる技術開発・実証事業6件への支援を決定

物流全般 2023.06.17

造船業のDXに繋がる技術開発・実証事業6件への支援を決定しました
~抜本的な生産性向上やビジネスモデルの変革に取り組む事業を支援~

令和4年9月29日

国土交通省は、造船業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を促進するため、その実現に向けた技術開発・実証事業6件を採択しました。

 
 我が国の造船業は、高性能・高品質な船舶の供給を通して、我が国における安定的な海上輸送や安全保障の確保に貢献しています。一方で、国際造船
市場では日本・中国・韓国による熾烈な競争が行われており、また、環境負荷低減や安全性向上への社会的要請は一層高まっています。このようななか、
我が国造船業が引き続き海運業からの多様なニーズに応えていくためには、DXによる抜本的な生産性の向上やビジネスモデルの変革が必要です。

 こうした背景を踏まえ、国土交通省は令和4年度より、造船所におけるDXの実現に向けた技術開発・実証事業に対する支援事業(補助率1/2以内)
を開始したところです。

 今般、補助対象事業について令和4年7月21日から8月10日まで募集を行い、外部有識者による事業評価の結果、6件の事業を採択することを決定
しましたのでお知らせいたします。

                    令和4年度革新的造船工程高度化補助事業 採択事業一覧

       事業者名
        ※五十音順
                  事業の内容
浅川造船(株)                作業進捗状況と蓄積されたノウハウデータを組み合わせて解析することで、建造プロセス全体の最適な計画を
算出するシステムを開発
川崎重工業(株) 個々の現場作業者に対して、BOM/BOP情報に基づき膨大な生産情報(部品情報や作業内容)から必要な情報を提供し作業支援を行う3D情報共有プラットフォームを開発
ジャパンマリンユナイテッド(株) 設計システムと作業手順やノウハウのデータベースを連携し、船体ブロックの建造に必要な作業情報を一体的に提供するシステムを開発
(株)新来島どっく 調達や生産現場における人・モノの配置、作業の進捗等の膨大な情報を一元管理するシステムを開発し、これらを最適化するシミュレーション手法を検証
住友重機械マリンエンジニアリング(株) 風力推進船を対象に運航・気象情報ビックデータの機械学習による各船毎に最適な運航支援を実現するとともに、船舶の開発設計用の性能最適化シミュレータを開発
三菱造船(株) 設計工程の上流(基本設計)から下流(生産設計)までを3D化し、図面情報を連携したコンカレントエンジニアリングを実現するための技術開発とその効果の実証

<添付資料>
別紙1:革新的造船工程高度化補助事業の概要
別紙2:採択事業の概要
 

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式

革新的造船工程高度化補助事業の概要(PDF形式)PDF形式

採択事業の概要(PDF形式)PDF形式

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