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伏木海陸運送/経常利益は前年比40%増(2022年6月期 決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2022年6月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

       売上高   営業利益  経常利益  当期純利益

2022年6月期 12,209 △1.2  781 71.3   937 40.0   412 5.2
2021年6月期 12,354 △6.5  456 △37.9  669 △17.5  392 △37.1
(注) 包括利益 2022年6月期 522百万円( 17.1%) 2021年6月期 446百万円( △28.5%)

(略)

1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症が拡大と減少を繰り返し、景気は一部に持ち直しの動きが見られたものの、本格的な回復には至りませんでした。また、ウクライナ情勢など地政学的リスクが増加したことで資源価格の高騰が一層進み、先行き不透明な状況で推移しました。
このような事業環境のなか、当社企業グループでは、主力の港運事業で港湾物流手続きの電子化により営業活動を推進し、港湾荷役作業の効率化に向けた設備投資も実施しました。また、長引く新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受ける個人消費関連の分野では、事業の再構築に努めました。
この結果、当連結会計年度の売上高は122億9百万円(前年同期比1億4千5百万円、1.2%の減収)、営業利益は7億8千1百万円(前年同期比3億2千5百万円、71.3%の増益)、経常利益は9億3千7百万円(前年同期比2億6千7百万円、40.0%の増益)、親会社株主に帰属する当期純利益は4億1千2百万円(前年同期比2千万円、5.2%の増益)となりました。

各セグメントの経営成績の状況に関する分析は次のとおりであります。
[港運事業]
港運事業の売上高は、85億6千2百万円(前年同期比2億6千2百万円、3.0%減収)となりましたが、原料の輸入やコンテナ等の取扱貨物が増加し、セグメント利益は10億7千7百万円(前年同期比2億3千9百万円、28.6%増益)となりました。なお、収益認識会計基準等の適用により、売上高は、12億5千3百万円減少しております。主な輸移入貨物は、ウッドチップ、石炭、コンテナ貨物、オイルコークス、工業塩、原木・製材、アルミ地金、鋼材等であり、輸移出貨物は、コンテナ貨物や自動車等であります。

[不動産事業]
不動産事業の売上高は、11億3千3百万円(前年同期比1億3千3百万円、13.3%増収)、セグメント利益は2億4千1百万円(前年同期比7千5百万円、45.2%増益)となりました。売上の増収は主に、一戸建住宅の販売増によるもので、セグメント利益の増益は、賃貸物件の増加によるものです。

[繊維製品製造事業]
繊維製品製造事業の売上高は、衣料や国内自動車向け需要の低迷により17億3千1百万円(前年同期比1千1百万円、0.7%増収)とほぼ昨年並みとなりましたが、経費の圧縮によりセグメント損失は4千4百万円(前年同期はセグメント損失1億4千2百万円)となりました。

[その他事業]
その他事業の売上高は、8億6千6百万円(前年同期比3千3百万円、3.7%減収)、セグメント損失は1千6百万円(前年同期はセグメント利益1千3百万円)となりました。売上の減収は、主に繊維製品卸売の取扱が減少したことによるもので、セグメント損失は、新型コロナウイルス感染症の影響により観光需要が低迷している旅行業の減益によるものです。

(略)

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