三井E&Sマシナリー/商船港運株式会社向けニアゼロエミッション型港湾荷役クレーン2基を納品 物流全般 2023.06.17 商船港運株式会社向けニアゼロエミッション型港湾荷役クレーン2基を納品 株式会社三井E&Sマシナリー(本社:東京都中央区、代表取締役社長:田中一郎、本社 東京都中央区、以下当社)は、商船港運株式会社(代表取締役社長:実 謙二、本社 兵庫県神戸市)よりご発注いただいたニアゼロエミッション型トランステーナ®計2基をこのほど神戸国際コンテナターミナル(KICT)に納入しました。商船港運株式会社は、株式会社商船三井(代表取締役社長:橋本 剛、本社 東京都港区)のグループ会社で、神戸港と大阪港を拠点に、コンテナターミナルを運営しています。当社では世界的な脱炭素化の潮流を受け、いち早く脱炭素型の港湾荷役装置の開発に取り組んでおり、本案件は、新開発のニアゼロエミッション型トランステーナ®の初号機となります。 ニアゼロエミッション型は、現行のハイブリッド型と比較し、より大型のリチウムイオン電池を搭載することで従来は熱に換えて放出していた荷役時の回生エネルギーを最大限再利用することを可能とし、ディーゼルエンジン発電機セットを最小化しています。将来水素供給インフラが普及した際には、最小化されたディーゼルエンジン発電機セットを水素燃料電池パワーパックに換装することで容易にゼロエミッション化を達成することが可能です。 当社は、日本で最初のコンテナ用ヤードクレーンを設計・製作し、1968年に神戸・摩耶埠頭に納入致しました。 以来、世界の至るところで当社のトランステーナ®が採用され、2021年4月現在、国内外の港に累計1559機を納入しています。また、2009年よりは環境対応型のハイブリッド・トランステーナ®の販売を開始し、現在までに国内外の港に292機を納入しています。今後もこれらの製品を通して、日本政府が掲げるグリーン社会、カーボンニュートラルポートの実現に貢献していきたいと考えております。トランステーナ®、PACECO®は当社子会社であるPACECO® CORP.の登録商標です。 KICTに納入された二アゼロエミッション型トランステーナ®