三井倉庫ホールディングス/経常利益は前年比26・9%増(2023年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) ) 決算短信 2023.06.17 2023年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) 単位・百万円 営業収益 営業利益 経常利益 当期純利益 2023年3月期第1四半期 78,584 15.0 6,783 21.9 7,132 26.9 4,774 47.52022年3月期第1四半期 68,327 20.9 5,565 73.5 5,621 68.3 3,237 59.1(注)包括利益 2023年3月期第1四半期 8,311百万円(116.1%) 2022年3月期第1四半期 3,846百万円 (△4.9%) (略) 1.当四半期決算に関する定性的情報(1)経営成績に関する説明当第1四半期における世界経済は、ウクライナ情勢の長期化や中国における経済活動の抑制、インフレ圧力の強まりや素原材料・部品の調達制約が企業活動や消費の重しとなっており、予断を許さない状況が続いております。物流を取り巻く環境についても、中国でのロックダウンの影響による部品調達難などを背景に、自動車関連の輸出は低調に推移し、また荷動きを示す貨物回転率も前年同期比で微減となっております。また、海上コンテナ不足等の海運市況の混乱が継続していることに加え、燃料費の高騰や労働力不足によるコスト上昇圧力もあり、先行き不透明な状況が続いております。こうした経済環境の中、当社グループは新たな5カ年計画『中期経営計画2022』(2023年3月期~2027年3月期)のもと、さらなる成長を目指してグループ総合力結集によるトップライン成長と、オペレーションの競争力強化、積極投資による経営基盤強化に取り組んでおります。営業の状況といたしましては、輸出入の回復に伴い需要が増加する中で急速に変化する顧客の輸送ニーズを的確に捉えて機動的に輸送スペースを確保し、フォワーディング業務の取扱量が増加いたしました。加えて、海上コンテナ不足等の海運市況の混乱に起因する海上輸送から航空輸送へのシフトによる取扱増加が継続していること、前期立ち上げの新設物流施設の通期寄与がありました。これらの結果、連結営業収益は前年同期比102億57百万円増の785億84百万円、連結営業利益は同12億17百万円増の67億83百万円、連結経常利益は同15億11百万円増の71億32百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同15億37百万円増の47億74百万円となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。(イ)物流事業中国でのロックダウンの影響により家電関連の物流の一部において取扱が減少したものの、輸出入の回復に伴い需要が増加する中で急速に変化する顧客の輸送ニーズを的確に捉えて機動的に輸送スペースを確保し、フォワーディング業務の取扱量が増加いたしました。加えて、海上コンテナ不足等の海運市況の混乱に起因する海上輸送から航空輸送へのシフトによる取扱増加が継続していること、前期立ち上げのヘルスケア物流専用の新設倉庫や、同じく前期立ち上げのBtoBtoC向けの新設物流センターの通期寄与もあり、営業収益は前年同期比102億51百万円増の766億6百万円となり、営業利益は同11億74百万円増の62億86百万円となりました。 (ロ)不動産事業営業収益は前年同期比26百万円増の21億72百万円、営業利益は同47百万円増の12億72百万円といずれもほぼ横ばいとなりました。 (略)