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山九/経常利益は前年比15%増(2023年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2023年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

            売上高    営業利益  経常利益  当期純利益

2023年3月期第1四半期 141,717 3.5   8,876 5.6   10,021 15.0  6,062 9.6
2022年3月期第1四半期 136,898 △0.4  8,404 △8.0  8,716 1.2   5,533 16.1
(注)包括利益 2023年3月期第1四半期 9,855百万円( 36.0%) 2022年3月期第1四半期 7,248百万円( 134.6%)

(略)

1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第1四半期連結累計期間における世界経済は、ワクチン接種等による防疫と経済の両立が進む一方、ウクライナ情勢により回復ペースは緩やかなものになると共に、引き続き不透明な状況が続きました。米国では、設備投資・個人消費がプラス成長を維持しており、インフレ上昇に歯止めがかかっていませんが、雇用・所得環境の改善により総じて堅調を維持しました。中国では、ゼロコロナ政策下の経済活動の抑制から成長減速が継続しています。新興国でも、ワクチンの段階的普及に伴いコロナとの共生が進みつつあり、成長回復が見られます。国内経済では、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種の進展により感染者数が抑制され、活動制限の緩和により個人消費は回復の兆しが見られたものの、ウクライナ情勢を受けた資源価格の上昇による物価高や為替相場における急激な円安等の影響もあり、先行き不透明な状況が続いております。
このような経済情勢の下、当第1四半期連結累計期間における売上高は1,417億17百万円と前年同四半期比3.5%の増収、利益面においては営業利益が88億76百万円と5.6%の増益、経常利益が100億21百万円と15.0%の増益、親会社株主に帰属する四半期純利益が60億62百万円と9.6%の増益となりました。

セグメントごとの業績は次のとおりであります。
① 物流事業
港湾国際事業では、国内の海上コンテナ取扱いの増加やこれに伴うヤード内作業・保管作業が増加となりました。
国際物流では、昨年度完工した東南アジアでのプロジェクト案件の剥落はあるものの、国内外での海上・航空貨物の輸出入取扱い増に加え、中国ではドレー作業等が好調に推移しました。3PL一般事業では、中国・東南アジアでの自動車部品・消費財等の輸送・保管作業等が堅調に推移しました。構内では、国内での作業で一部客先への業務移管があり作業量が減少となったのに加え、海外で装置の不具合による緊急対応に伴う先行コストがありました。
以上の結果、物流事業全体の売上高は744億14百万円と前年同四半期比7.2%の増収、セグメント利益(営業利益)は24億53百万円と前年同四半期比18.0%の減益となりました。
なお、当第1四半期連結累計期間の売上高に占める割合は52.5%であります。

② 機工事業
設備工事では、昨年度完工した化学プラント建設工事や重量物輸送での風力関連の建設工事等の剥落があったものの、メンテナンスでは国内SDM(大型定期修理工事)の工事や検査工事が増加となりました。
以上の結果、機工事業全体の売上高は614億29百万円と前年同四半期比0.2%の増収、セグメント利益(営業利益)は60億35百万円と前年同四半期比20.3%の増益となりました。
なお、当第1四半期連結累計期間の売上高に占める割合は43.4%であります。

③ その他
各関連工事への機材・資材貸出ではコストの抑制により利益は増加しました。
以上の結果、その他の事業全体の売上高は58億73百万円と前年同四半期比4.6%の減収、セグメント利益(営業利益)は3億12百万円と前年同四半期比4.6%の増益となりました。
なお、当第1四半期連結累計期間の売上高に占める割合は4.1%であります。

(略)

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