イノアックコーポレーション/3度の保温剤 「ヒートワン ネオ」の開発に成功 物流関連商品 2023.06.17 3℃で凍結するため、運用時の調温が不要となる保温剤 「ヒートワン®ネオ」の開発に成功! 内容液の色が変わることで凍結を視認でき、さらに使いやすく 日本で初めてウレタンフォームの生産を始めた高分子素材のリーディングカンパニーである株式会社イノアックコーポレーション(代表取締役:井上聰一、名古屋本社:愛知県名古屋市・東京本社:東京都品川区、以下イノアック)は、3℃で凍結し、運用時の調温を省くことができる保温剤「ヒートワンⓇネオ HTP-200+5以下、ヒートワンⓇネオ」の開発に成功したことをお知らせいたします。 <ヒートワン®ネオについて> 「ヒートワンⓇ」はプラスの温度域での保温保冷に最適なイノアック製国産保温剤シリーズの名称です。融解、凝固時に一定の温度を保ちます。 新たに開発した「ヒートワンⓇネオ」は、ワクチンなど医薬品搬送の2℃~8℃搬送を主用途として、開発されました。最大の特長は過冷却を防ぐことができ、ワクチンを保管している3℃環境下でも凍結可能という点です。また、凍結すると内容液が白く変色するため、「使用できるか否か」を視認できます。 3℃環境下で凍結させた際は、温度調整の必要がなく保冷ボックスへそのまま投入しての運用が可能となります。従来の製品は0℃以下の低温下でないと固化しませんでした。そのため、そのまま投入すると2℃~8℃の温度範囲を下回るため調温が必要でした。 「ヒートワンⓇネオ」は、ワクチンなどを保管している3℃程度の部屋、恒温槽で凍結が可能なため、新たな投資を必要とせず、また過剰な低温下での凍結と調温によるエネルギーロスを起こさず2℃~8℃の保持が可能となります。 <ヒートワン®ネオの特長> ① 過冷却現象が発生せず、3℃環境下での凍結が可能 ② 2℃~8℃管理において、凍結後すぐに保冷ボックスへ投入しても温度逸脱が起こらない ③ 内容液が白く変色することで「使用できるか否か」を視認できる