NTTロジスコ/全日本物流改善事例大会2022「優秀物流改善賞」を受賞
物流システム 2023.06.17
全日本物流改善事例大会2022「優秀物流改善賞」を受賞
~見える化ソリューションとWMSを利用した生産性の向上施策~
2022年6月24日
株式会社NTTロジスコ(代表取締役社長:中江康二、本社:東京都大田区、以下「NTTロジスコ」)は、公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会(以下「JILS」)主催の全日本物流改善事例大会2022において、名古屋物流センターが「優秀物流改善賞」を受賞しましたので、お知らせします。
- 取り組み内容
(1)テーマ: 見える化ソリューションとWMSを利用した生産性の向上施策
(2)内容
- ①概要
- 見える化ソリューション※1(稼働管理システム)により抽出した稼働時間とWMSから抽出した荷量データにより作業者毎の生産性を算出し、最も生産性の高い作業者をモデルスタッフとして設定、作業者全員で作業動画を検証し、他のスタッフとの相違点を抽出して標準化を進めました。併せてピッキング・検品などの問題点の洗い出しも行い、標準化や作業レイアウトの改善等、複数の施策を進めることで、全体の生産性向上を実現しました。
- ②改善効果
- 作業動作の標準化と改善施策を実施した事でムダ作業が排除され、生産性は改善前の1件あたり57.6秒から改善後45.9秒となり11.7秒(約20%)の生産性向上を実現しました。 また、動画をもとに細かな手順をルール化・標準化したことで、出荷作業全体がスムーズになり、教育内容も均一になったことで、育成教育の質が向上しました。その結果、更なる多能工化が図れ、他の作業チームとの相互応援体制を強化することができました。
- 授賞理由
見える化ソリューション(稼働管理システム)の導入により、抽出した客観的なデータをもとに作業者が主体となって、動画検証や議論を重ね、作業の標準化やレイアウトの改善活動に取り組み、生産性を向上を実現させた点を評価いただき、受賞にいたりました。
NTTロジスコは、経営ビジョンである「お客様の物流を進化させ続け、お客様と社会に美しく透明な流れをつくる会社です」の実現に向けて、引き続き改善活動に積極的に取り組んでまいります。
※1 倉庫内業務の進捗や実績を可視化するクラウド型システム。倉庫内における作業実績をタブレットに登録することで、収支、生産性分析が可能となる。 |
【表彰式会場の様子】
【表彰状授与】
【発表後の集合写真】