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三菱ロジスネクスト/32億4000万円の経常利益を計上(2022年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2022年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

       売上高     営業利益  経常利益  当期純利益

2022年3月期 465,406 -    3,592 -    3,240 -    717 -
2021年3月期 391,496 △12.8  1,594 △81.1  2,014 △71.4  △2,683 -
(注)包括利益 2022年3月期 8,878百万円 (-%) 2021年3月期 2,821百万円 (-%)

(略)

1.経営成績等の概況
(1) 当期の経営成績の概況
当連結会計年度における世界経済は、日本を含めてコロナ禍からの経済活動の復調傾向が継続している中での推移となりました。しかしながら、近年類を見ない災禍からの急激な回復局面で、需要に供給が追い付かず資源高・原材料市況や輸送運賃の高騰・サプライチェーンの混乱を引き起こしており、米国のインフレ高進なども生じて、様々な業種で生産及びコスト面に大きな影響を及ぼしています。また、2月にはロシアによるウクライナ侵攻もあり、世界経済の今後の不透明感は増すばかりとなっています。
このような中、フォークリフトを始めとする物流機器市場は、国内においては、コロナ禍前と同様の水準で堅調に推移、海外においては、一部地域で顕著に観察された反動需要が一巡したものの、物流ニーズの高まりによりコロナ禍前を上回る水準で推移しています。
当社においても、グループ各社の受注は引き続き好調ではあるものの、半導体不足の影響を始めとした様々な部品供給の遅れによるリードタイムの長期化、原材料費・輸送費を始めとしたコスト高の影響を大きく受けております。
受注増加に応じた生産・出荷を実現し納期順守すべく、部品供給の確保・整流化に取り組むとともに、コストの削減にも引き続き注力しているところです。しかしながら、新型コロナ感染症の収束が依然として見えない中で生じたロシアによるウクライナ侵攻が世界経済の回復に深刻な影響を及ぼすことは間違いなく、世界経済の不確実性の高まりは未曽有の水準にあると思われます。
この結果、当連結会計年度における連結売上高は、4,654億6百万円(前年同期比18.9%増加)となりました。フォークリフト需要のコロナ禍からの復調が売上高の増加に寄与しています。
利益面につきましては、原材料や輸送運賃の高騰影響を受けながらも、売上高の増加と固定費の抑制効果により、営業利益は35億9千2百万円(同125.3%増加)、経常利益は32億4千万円(同60.9%増加)、親会社株主に帰属する当期純利益は7億1千7百万円(前年同期26億8千3百万円の純損失)となりました。
なお、のれん等償却の影響を除くと、営業利益は130億1千3百万円(前年同期比18.4%増加)、営業利益率は2.8%(同ポイント増減無し)となっております。
また、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、当連結会計年度の売上高が17億9千9百万円減少、売上原価が4億7百万円減少、販売費及び一般管理費が16億4百万円減少し、営業利益、経常利益及び税金等調整前当期純利益がそれぞれ2億1千2百万円増加しております。詳細については、「3.(5)連結財務諸表に関する注記事項(会計方針の変更)」をご参照ください。

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
(国内事業)
国内事業は、フォークリフト需要がコロナ禍前と同様の水準で堅調に推移していることもあり、売上高は1,739億5千4百万円(前年同期比3.2%増加)となりました。セグメント利益は、特にアフターサービス・補用部品、産業用エンジンの売上高の増加が寄与し、15億3千7百万円(同122.5%増加)となりました。
なお、のれん等償却の影響を除くと、セグメント利益は63億5千8百万円(同12.3%増加)となっております。

(海外事業)
海外事業は、フォークリフト需要がコロナ禍前を超える水準で推移しており、売上高は2,914億5千1百万円(前年同期比30.7%増加)となりました。セグメント利益は、売上高の増加が寄与する一方で、原材料市況や輸送運賃の高騰等により減殺され、20億5千5百万円(同127.4%増加)となりました。
なお、のれん等償却の影響を除くと、セグメント利益は66億5千5百万円(同24.9%増加)となっております。

(略)

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