名港海運/経常利益は前年比64・2%増(2022年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)) 決算短信 2023.06.17 2022年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)単位・百万円 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 2022年3月期 81,273 21.2 6,458 80.4 7,095 64.2 4,624 7.12021年3月期 67,054 △5.4 3,580 △27.1 4,322 △27.3 4,318 11.1(注) 包括利益 2022年3月期 5,940百万円( △2.5%) 2021年3月期 6,092百万円( 134.6%) (略) 1.経営成績等の概況(1)当期の経営成績の概況当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染拡大による景気の悪化から、海外各国の経済活動再開に伴う輸出の増加等により、企業活動に持ち直しの動きが見受けられました。しかしながら、半導体不足や資源価格の高騰、長引く新型コロナウイルス感染症の影響など、先行き不透明な状況となっております。このような環境のなかで、当社グループが営業の基盤を置く名古屋港の港湾貨物は、輸出は自動車や自動車部品等が増加し、輸入はアルミニウム等が増加したことにより、ともに前年実績を上回りました。当社グループといたしましては、2021年9月に本社移転および集約を実施し、オフィス環境の改善と各種ICTツールの利活用を推進いたしました。取扱いについては、輸出貨物は自動車部品等の取扱いが増加しました。輸入貨物は非鉄金属等の取扱いが増加しました。これらの結果、当連結会計年度の当社グループの売上高は、812億73百万円と前年同期と比べ142億19百万円(21.2%)の増収となりました。営業利益は、64億58百万円と前年同期と比べ28億77百万円(80.4%)の増益となりました。経常利益は、70億95百万円と前年同期と比べ27億72百万円(64.2%)の増益となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、46億24百万円と前年同期と比べ3億5百万円(7.1%)の増益となりました。セグメントの経営成績は、次のとおりであります。 <港湾運送およびその関連>港湾運送部門当部門は、船内および沿岸作業ならびに海外での取扱いが増加したことにより、取扱いは増加となりました。売上高といたしましては、480億7百万円と前年同期と比べ84億38百万円 (21.3%)の増収となりました。 倉庫保管部門当部門は、自動車部品等の取扱いが堅調に推移したことにより、取扱いは増加となりました。売上高といたしましては、96億77百万円と前年同期と比べ14億17百万円 (17.2%)の増収となりました。 陸上運送部門当部門は、鋼材を中心とした内国貨物輸送が増加したことにより、取扱いは増加となりました。売上高といたしましては、122億40百万円と前年同期と比べ19億43百万円 (18.9%)の増収となりました。 航空貨物運送部門当部門は、緊急輸送の増加により、輸出入ともに取扱いは増加となりました。売上高といたしましては、58億88百万円と前年同期と比べ18億69百万円 (46.5%)の増収となりました。 その他の部門当部門は、梱包作業等の増加により、取扱いは増加となりました。売上高といたしましては、37億97百万円と前年同期と比べ4億82百万円 (14.6%)の増収となりました。これらの結果、港湾運送およびその関連の売上高は、796億10百万円と前年同期と比べ141億51百万円(21.6%)の増収となりました。 <賃貸>当事業は、オフィス賃貸面積の拡大により、増加となりました。この結果、賃貸の売上高は、16億63百万円と前年同期と比べ67百万円(4.2%)の増収となりました。 (略)