日本郵船/自社養成と比商船大学NTMAから初の機関長が誕生 物流全般 2023.06.17 自社養成と比商船大学NTMAから初の機関長が誕生 2022年04月28日 安全運航に多彩な経験活かし、強い現場力を実現 当社が運用している海技者の自社養成制度(注1)から初めての機関長が誕生しました。また、フィリピンの商船大学NYK-TDG MARITIME ACADEMY (注2、以下NTMA)からも開校以来初となる機関長が生まれました。登用されたのは、自社養成出身の海技者である三輪 大祐(みわ だいすけ)とNTMA卒業生のエドウィン パラシオス プリバドの2名です。 当社グループにとって安全運航はESG経営の1丁目1番地であり、最優先事項として取り組んでいます。 中でも安全運航を成し遂げるためには優秀な人材の育成が重要であり、各種育成システムを整えてきました。2006年には幅広いソースから安定的に人材を確保するため、日本の船会社で初めて自社養成制度を開始しました。これは一般の4年制大学・高専(注3)の卒業生を採用し、2年間かけて自社プログラム(講義・実習)を通じて海技者に必要なライセンス習得のため職員を育成するもので、本制度を通じてライセンスを取得した職員はのべ100人以上にのぼります。 また、当社は、優秀なフィリピン人船員の育成を目的に、2007年に商船大学NTMAを設立しました。独自のカリキュラムと乗船訓練で、開校以来、卒業生のフィリピン海技国家試験における合格率は高い水準を維持しており、これまで1250人を超える卒業生を輩出し、多くの同校卒業生が当社グループ運航船で活躍しています。 機関長登用を受け、当社専務執行役員の小山智之は、「”安全”は、当社グループすべての事業活動の基盤であり、これを支える人材の育成は重要と考えています。幅広い知識と多様性を持った多彩なバックグラウンドを持つ人材が求められる中で、自社養成とNTMA出身で初の機関長が同時に誕生したことを非常に嬉しく思います。今後も優秀な人材の確保・育成に注力し競争力の源泉としたいと考えています」と述べました。 新機関長2名の略歴・コメントは以下の通りです。 三輪 大祐(みわ だいすけ) ▪略歴:2006年4月日本郵船入社。自動車専用船、LNG船、ドライバルク船など、13隻に乗船。2018年7月に一等機関士に登用される。2022年4月に機関長に登用され、現在はNYK SHIPMANAGEMENT PTE LTD Singaporeで船員への教育に従事している。 ▪コメント:船のことはほとんど知らずに入社した私が、様々な船で乗船経験を積み、ようやく機関長になることが出来ました。現在はシンガポールの船員研修所にて、NYK船員の教育を担当する陸上業務についています。”Bringing value to life.”の基、海上と陸上というどちらのフィールドでの勤務に関わらず、世界中にNYKのValueを届けるべく、引き続き自己研鑽と業務に励んでいきたいと思います。 Edwin Palacios Privado (エドウィン パラシオス プリバド) ▪略歴:2007年 NTMA入学、2011年卒業。10隻に乗船。2018年1月に1等機関士に登用される。4隻乗船後、2022年4月ドライバルク船MV Frontier Discoveryで機関長に登用される。 ▪コメント:このたび、NTMA初となる機関長に登用していただき心から感謝します。このような機会を与えていただいたことを光栄に思うとともに、同僚、特にNTMAの仲間に刺激を与える存在でありたいと思います。NTMAの職員の方、NYK、TDGファミリーの皆様、そして今日まで私を導いてくれた方々に、最大限の感謝を捧げたいと思います。また、航海士、機関士、乗組員、特に私の能力を信頼してくれたMV Frontier DiscoveryのCE ホセ・ジャコブ Jr.に感謝したいと思います。今後は、NYKの機関長として、船舶の安全かつ効率的な運航の維持に努めてまいります。 当社グループは、ESGの経営戦略への統合を更に加速させることを掲げた、「NYKグループ ESGストーリー」(※)を2021年2月3日に発表し、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献する活動を進めています。2022年3月24日には、2021年度のESG経営の具体的な取り組みと施策、超長期視点での持続可能な成長戦略を紹介する「NYKグループESGストーリー 2022」(※※)を発表しました。当社は今後も豊富な経験をもつ船員を育成することで、安全な海上輸送サービスを提供するとともに、多様な人材が活躍できる環境整備と職場風土の醸成を促進し「Sustainable Solution Provider」として新たな価値創造を推進してまいります。 (注1)当社が他社に先駆けて設置した海上職の教育プログラム。プログラムでは2年にわたる研修によって、海上で働くための知識とスキルを身に付け、3年目には機関士・航海士としての乗船勤務が始まります。 (注2)当社がフィリピンの複合企業グループであるTransnational Diversified Groupと共同運営するフィリピンの商船大学。 ▪開校日 :2007年6月3日 ▪規模:学生(定員数)航海科 60名 / 機関科 60名 1学年計 120名 ▪職員 約70名 ▪場所:マニラ近郊カランバ市カンルーバン(マニラ市内から車で約1時間) ▪システム :3年間の講習と1年間の乗船実習の4年制 ▪理念 :学生個々の人格形成と実践的な海事技術の習得を中心にした世界に通用する船員の高等教育を行っています。 (注3)ここでは、戦後の新制大学のうち、商船系教育機関ではない大学を意味しています。 ※当社グループにおいて、ESGを経営戦略に統合するための考え方と具体的な取り組みを明示する指針。詳細は以下プレスリリースよりご覧いただけます。https://www.nyk.com/news/2021/esg-story_01.html ※※「NYKグループESGストーリー」で掲げたESGの経営戦略への統合に向けた具体的な取り組みと、今年度の施策を紹介した資料。詳細は以下リンクよりご覧いただけます。https://www.nyk.com/news/2022/20220324_01.html 関連プレスリリース 2021年4月12日発表:NTMA卒業生から初の船長誕生 2020年4月9日発表:初の自社養成船長が誕生 2017年4月3日発表:132年の歴史の中で初の女性船長が誕生
2022年04月28日 安全運航に多彩な経験活かし、強い現場力を実現 当社が運用している海技者の自社養成制度(注1)から初めての機関長が誕生しました。また、フィリピンの商船大学NYK-TDG MARITIME ACADEMY (注2、以下NTMA)からも開校以来初となる機関長が生まれました。登用されたのは、自社養成出身の海技者である三輪 大祐(みわ だいすけ)とNTMA卒業生のエドウィン パラシオス プリバドの2名です。 当社グループにとって安全運航はESG経営の1丁目1番地であり、最優先事項として取り組んでいます。 中でも安全運航を成し遂げるためには優秀な人材の育成が重要であり、各種育成システムを整えてきました。2006年には幅広いソースから安定的に人材を確保するため、日本の船会社で初めて自社養成制度を開始しました。これは一般の4年制大学・高専(注3)の卒業生を採用し、2年間かけて自社プログラム(講義・実習)を通じて海技者に必要なライセンス習得のため職員を育成するもので、本制度を通じてライセンスを取得した職員はのべ100人以上にのぼります。 また、当社は、優秀なフィリピン人船員の育成を目的に、2007年に商船大学NTMAを設立しました。独自のカリキュラムと乗船訓練で、開校以来、卒業生のフィリピン海技国家試験における合格率は高い水準を維持しており、これまで1250人を超える卒業生を輩出し、多くの同校卒業生が当社グループ運航船で活躍しています。 機関長登用を受け、当社専務執行役員の小山智之は、「”安全”は、当社グループすべての事業活動の基盤であり、これを支える人材の育成は重要と考えています。幅広い知識と多様性を持った多彩なバックグラウンドを持つ人材が求められる中で、自社養成とNTMA出身で初の機関長が同時に誕生したことを非常に嬉しく思います。今後も優秀な人材の確保・育成に注力し競争力の源泉としたいと考えています」と述べました。 新機関長2名の略歴・コメントは以下の通りです。 三輪 大祐(みわ だいすけ) ▪略歴:2006年4月日本郵船入社。自動車専用船、LNG船、ドライバルク船など、13隻に乗船。2018年7月に一等機関士に登用される。2022年4月に機関長に登用され、現在はNYK SHIPMANAGEMENT PTE LTD Singaporeで船員への教育に従事している。 ▪コメント:船のことはほとんど知らずに入社した私が、様々な船で乗船経験を積み、ようやく機関長になることが出来ました。現在はシンガポールの船員研修所にて、NYK船員の教育を担当する陸上業務についています。”Bringing value to life.”の基、海上と陸上というどちらのフィールドでの勤務に関わらず、世界中にNYKのValueを届けるべく、引き続き自己研鑽と業務に励んでいきたいと思います。 Edwin Palacios Privado (エドウィン パラシオス プリバド) ▪略歴:2007年 NTMA入学、2011年卒業。10隻に乗船。2018年1月に1等機関士に登用される。4隻乗船後、2022年4月ドライバルク船MV Frontier Discoveryで機関長に登用される。 ▪コメント:このたび、NTMA初となる機関長に登用していただき心から感謝します。このような機会を与えていただいたことを光栄に思うとともに、同僚、特にNTMAの仲間に刺激を与える存在でありたいと思います。NTMAの職員の方、NYK、TDGファミリーの皆様、そして今日まで私を導いてくれた方々に、最大限の感謝を捧げたいと思います。また、航海士、機関士、乗組員、特に私の能力を信頼してくれたMV Frontier DiscoveryのCE ホセ・ジャコブ Jr.に感謝したいと思います。今後は、NYKの機関長として、船舶の安全かつ効率的な運航の維持に努めてまいります。 当社グループは、ESGの経営戦略への統合を更に加速させることを掲げた、「NYKグループ ESGストーリー」(※)を2021年2月3日に発表し、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献する活動を進めています。2022年3月24日には、2021年度のESG経営の具体的な取り組みと施策、超長期視点での持続可能な成長戦略を紹介する「NYKグループESGストーリー 2022」(※※)を発表しました。当社は今後も豊富な経験をもつ船員を育成することで、安全な海上輸送サービスを提供するとともに、多様な人材が活躍できる環境整備と職場風土の醸成を促進し「Sustainable Solution Provider」として新たな価値創造を推進してまいります。 (注1)当社が他社に先駆けて設置した海上職の教育プログラム。プログラムでは2年にわたる研修によって、海上で働くための知識とスキルを身に付け、3年目には機関士・航海士としての乗船勤務が始まります。 (注2)当社がフィリピンの複合企業グループであるTransnational Diversified Groupと共同運営するフィリピンの商船大学。 ▪開校日 :2007年6月3日 ▪規模:学生(定員数)航海科 60名 / 機関科 60名 1学年計 120名 ▪職員 約70名 ▪場所:マニラ近郊カランバ市カンルーバン(マニラ市内から車で約1時間) ▪システム :3年間の講習と1年間の乗船実習の4年制 ▪理念 :学生個々の人格形成と実践的な海事技術の習得を中心にした世界に通用する船員の高等教育を行っています。 (注3)ここでは、戦後の新制大学のうち、商船系教育機関ではない大学を意味しています。 ※当社グループにおいて、ESGを経営戦略に統合するための考え方と具体的な取り組みを明示する指針。詳細は以下プレスリリースよりご覧いただけます。https://www.nyk.com/news/2021/esg-story_01.html ※※「NYKグループESGストーリー」で掲げたESGの経営戦略への統合に向けた具体的な取り組みと、今年度の施策を紹介した資料。詳細は以下リンクよりご覧いただけます。https://www.nyk.com/news/2022/20220324_01.html 関連プレスリリース 2021年4月12日発表:NTMA卒業生から初の船長誕生 2020年4月9日発表:初の自社養成船長が誕生 2017年4月3日発表:132年の歴史の中で初の女性船長が誕生