日本GLP/福岡県糟屋郡で「GLP 福岡粕屋」が竣工 物流不動産・施設 2023.06.17 福岡県糟屋郡で「GLP 福岡粕屋」が竣工 一棟全体をJP楽天ロジスティクスが専用施設として利用 先進的テクノロジーを駆使した物流施設開発とソリューションのリーディングプロバイダーである日本GLP株式会社(本社所在地:東京都港区、代表取締役社長:帖佐 義之、以下「日本GLP」)は、福岡県糟屋郡粕屋町で延床面積41,000㎡の先進的物流施設「GLP 福岡粕屋」の竣工式を本日執り行いましたのでお知らせします。「GLP 福岡粕屋」はJP楽天ロジスティクス株式会社(以下「JP楽天ロジスティクス」)が専用施設として一棟全体を利用します。 九州エリアでは福岡市近郊を中心に、先進的物流施設への需要が近年高まっています。全国的なEC需要の拡大やアジア市場への輸出拡大、そして福岡都市圏人口の増加などを受け、今後も旺盛なニーズが続くと見られます。そのような環境下において、JP楽天ロジスティクスは包括的な物流・配送サービスを構築するために「GLP 福岡粕屋」を活用する予定です。 施設の特徴として、敷地内を車両が周回でき、入出荷エリアを分けられる両面バースを備えることで、効率的なオペレーションを可能としています。また設計段階で、建物とマテハンのBIMデータを重ね合わせ三次元に可視化することで、相互の干渉の有無などを確認しやすくし、マテハンのスムーズな設置を可能にしました。さらに、高度なマテハンシステムを導入できるよう、柔軟な防火区画の設定や十分な電力供給を確保しました。就労環境の面では、カフェテリアや無人売店を設置するスペースを設け、労働環境の快適性向上をサポートしました。 また、本施設建設にあたり、敷地内で蒲田部木原(かまたへきばる)遺跡が見つかり、土器をはじめとする埋蔵文化財が出土しました。粕屋町教育委員会の協力のもと、発掘された文化財を施設エントランスに展示し、地域の歴史的文化財保全を支援します。 日本GLP代表取締役社長の帖佐 義之は、「このたびJP楽天ロジスティクス様には、『GLP 福岡粕屋』の広域・エリア配送双方の物流拠点としての最適な立地や、EC企業の物流施設オペレーションの実績、これまでのリレーションなどをご評価いただき、ご入居を決定頂けたこと、大変喜ばしく思います。また、今回敷地内では歴史的文化財が発見され、地域コミュニティにとっても重要なエリアでの開発物件となり、地域の文化財保全の一助となれたことを大変嬉しく思います。福岡エリアでは近年先進的物流施設への需要が高まっており、今後も需要が見込めるマーケットであることから、引き続き積極的な開発をおこなってまいります。今後も入居企業様のビジネス拡大を支えていくと同時に、施設開発・運営を通じて地域社会の発展にも貢献して参りたいと思います」と述べています。 「GLP 福岡粕屋」は九州自動車道「福岡IC」から約1.5kmの至近に位置し、福岡市内のみならず九州全域へのアクセスも良く、エリア配送および広域配送の拠点として優れています。また福北ゆたか線「門松駅」より約1.7 kmに位置し、周辺エリアは住宅地や工業団地が多く、労働人口が豊富であることから、雇用確保もしやすい立地です。 「GLP 福岡粕屋」エントランス埋蔵文化財陳列スペース 「GLP 福岡粕屋」外観 ■施設概要施設名:「GLP 福岡粕屋」所在地:福岡県糟屋郡粕屋町大字上大隈字部木原758敷地面積:約20,500㎡延床面積:約41,000㎡構造:地上4階建て、耐震・鉄骨造着工:2021年2月竣工:2022年4月末認証取得:CASBEE(新築)認証(予定)、ZEB認証(予定)