物流ニュース

NX中国、中国-ラオス間の国際鉄道を利用した、ASEAN周辺国とのクロスボーダー輸送サービスを開始

2022年4月12日

　NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社（社長：齋藤充）のグループ会社、NX国際物流（中国）有限公司（董事長：杉山龍雄　以下、NX中国）は、中国とラオスを結ぶ国際鉄道を利用し、ASEAN周辺国とトラック輸送で繋ぐ、新たな複合輸送サービスを4月1日（金）から開始しました。

（中国・昆明―タイ・アユタヤ間のルート図）

（昆明駅におけるトライアル輸送のコンテナ）

【サービスの特長】

• 中国・昆明-ラオス・ビエンチャン間を鉄道で輸送し、ビエンチャンからはクロスボーダートラックを利用してタイ・ノンカイ国境を経由し、タイをはじめとするASEAN周辺国を繋ぐ複合輸送商品です。
• 安定したリードタイムを提供します。（5日）※トライアルを実施した、昆明―タイ・アユタヤ間輸送を例にした場合
• 従来のクロスボーダートラックのみの輸送と比較し0.5日リードタイム短縮ができるほか、鉄道輸送を利用するため、CO2排出削減も実現できる環境にやさしいエクスプレス輸送サービスです。
• 混乱している海上輸送に対するBCP用輸送モードとしてご利用頂けます。

【サービス開発の背景】
　南寧-ハノイに続き、昆明-ビエンチャンを結ぶ中国ラオス鉄道が、2021年12月3日に新たに開通しました。これまで中国とASEANを結ぶ陸上輸送はクロスボーダートラック輸送が主流でしたが、ビエンチャンまで鉄道が繋がったことで、中国・ラオス国境の混雑を回避し、リードタイムの短縮、大量輸送が可能な鉄道輸送を利用した複合輸送サービスを開発いたしました。なお、昆明発タイ・アユタヤ向けのトライアル輸送をすでに実施しております。

　NXグループは、今後も多様化するお客様の物流ニーズにお応えし、企業理念に掲げる「物流から新たな価値を創る」ことを目指してまいります。