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ヤマト運輸/丹後海陸交通と「客貨混載」を4月1日から開始

物流全般 2023.06.17

丹後海陸交通とヤマト運輸が「客貨混載」を4月1日から開始

丹後海陸交通株式会社(本社:京都府与謝野町、代表取締役社長:廣瀨一雄、以下:丹後海陸交通)とヤマト運輸株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:長尾裕、以下:ヤマト運輸)は、過疎化や高齢化が進む京都府北部において、持続可能な路線バスおよび物流ネットワークの維持を目的として、路線バスと高速バスを活用した「客貨混載」を20224月1日(金)から開始します。

1.路線バスを活用した取組

(1)背景・概要

丹後海陸交通が運行する経ケ岬線(上宮津~なぎさ苑前~経ケ岬停留所)は、京都府宮津市と丹後半島最北端の経ケ岬および伊根・府中エリアを結ぶ唯一の公共交通機関として地域住民にとっては重要な交通手段ですが、利用者の減少などにより路線維持が課題となっています。
一方ヤマト運輸は、伊根・府中地区にお住まいのお客さまにお届けする宅急便を、宮津与謝営業所から片道約40分かけて輸送しており、サービス提供時間の確保と集配効率の改善が課題となっています。
今回、両社は、双方の課題解決に向け、なぎさ苑前停留所~日置停留所の片道約13Kmの区間で客貨混載を行います。これにより、伊根・府中地区を担当するヤマト運輸のセールスドライバーが地域に滞在する時間が増え、地域のお客さまのご要望に、より柔軟にお応えできるようになり、サービス品質の向上と集配効率の改善に寄与します。また、トラックの走行距離が1日当たり約52km減ることで、年間で約9tのCO2排出量の削減を見込み、環境負荷の軽減を実現します。

(2)取組フロー

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2.高速バスを活用した取組

(1)背景・概要

丹後海陸交通が運行する高速バス・京都線(間人~野田川丹海前~京都駅停留所)は、丹後半島と京都市内をつなぐ高速バス路線ですが、コロナ禍により人の移動が制限されてバス利用者が減少し、収益改善が課題となっています。
一方、当該地域は、若狭湾沿岸に位置しており、多くの海産物や農産物を、ヤマト運輸の宅急便で全国各地や京都市内の百貨店や飲食店へ出荷しています。
今回、両社は港近くの野田川丹海前停留所から京都駅停留所までの約130kmの区間で客貨混載を行います。これにより、早朝にヤマト運輸と契約されている荷主さまから出荷される新鮮な海産物や農作物を、高速バスを活用して宅急便として輸送し、その日のうちに京都市内の百貨店や飲食店に納品することが可能となります。本取組により、高速バス路線の収益改善に加え、地域産業の活性化へも貢献します。

(2)取組フロー

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3.今後について

丹後海陸交通とヤマト運輸は、引き続き連携して「客貨混載」に取り組み、路線バス網の維持と物流の効率化により、地域のお客さまの生活サービスの支援および地域の産業活性化を推進していきます。

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